台風の心配も無事開催、200人が心願成就胸に
第14回越後くがみ山酒呑童子行列
 新潟県の第14回越後くがみ山酒呑童子行列が、9月30日、道の駅国上周辺で行われた。台風24号の接近で開催が危ぶまれたが、日中は雨風もなく、予定通り実施され、午後1時からは、約200人の鬼軍団が、それぞれの心願成就を胸に、会場周辺を練り歩いた。

 道の駅国上駐車場の芝生広場に設けられた特設会場では、午前10時から、飲食の物販、鬼メークのフェイスペイントがスタート。行列の参加者だけでなく、子どもを中心にフェイスペイントを楽しんだ。

 ステージイベントは午前10時30分から始まり、人形劇や神楽、ダンスなどが披露された。正午ころには、地元の分水太鼓が勇壮に太鼓を打ち鳴らした。特に、メンバーの1人が、外道丸、そして酒呑童子にふんする酒呑童子の伝説をモチーフにした「酒呑童子」では、大太鼓の上に酒呑童子が登ると歓声が上がり、その歓声に応えるかのように、酒呑童子は一層激しく大太鼓を打ち鳴らし、バチが壊れるアクシデントも、その力強さを伝えていた。

 午後0時30分からは、酒呑童子行列の出立セレモニーが行われた。主催の一般社団法人燕市観光協会の山崎悦次会長は、台風の心配もあった中で無事に開催できたことを喜ぶと、「皆さまのおかげで、年々、参加者も増えております」と話し、地元の高校生が企画の段階から運営まで参加し、若いアイデアでイベントを盛り上げていることも紹介。「皆さまも、元気になって酒呑童子行列を大いに盛り上げて頂きたい」と、行列の参加者、そして来場者に呼び掛けた。

 来賓を代表してあいさつした鈴木力燕市長は、「最近、高校生からいろいろと企画をしてもらうということで、ここ数年、酒呑童子行列も、すごく充実した行事になってきたのかなと思っています。ある意味、本当に地域色ふんだんの地域で作り上げるイベントになってきたかなと思います」と話した。

 鬼軍団を引っ張る酒呑童子、赤鬼、青鬼、黄鬼などの紹介、山田光哲国上寺住職による祈とうが終わると、参加者全員で勝ちどきを上げた。

 午後1時過ぎ、「酒呑童子、赤鬼、青鬼、黄鬼、鬼が集えば、願いがかなう」のコールで特設会場から行列は出発。「わっしょい、わっしょい」と声を上げながら、国上健康の森公園内を通り、酒呑童子神社、そして、道の駅国上前の県道2号線と1時間かけて周辺を練り歩いた。  
                      (石山)



 2018年10月01日本紙掲載