本物のファンとより深く、濃く
過去最多109KOUBA参加、燕三条工場の祭典2018
 三条市や燕市、加茂市、田上町の109事業所が、KOUBA(こうば)を一斉に開放する燕三条工場の祭典が10月4日(木)から7日(日)まで開催される。

 参加KOUBA数は過去最多で、ものづくりの「工場」が93事業所、農業の「耕場」が8事業所、物品販売の「購場」が8事業所で、新たに参加する事業所や他の事業所を研究して数年ぶりに参加する事業所もあり、各事業所でワークショップや見学ツアーが開催される。

 三条ものづくり学校、JR燕三条駅構内の燕三条Wing、燕市産業史料館を案内所とするほか、地域を8エリアに分け、参加事業所の一つを「エリア案内所」とする。三条市中心エリアが山谷産業(北入蔵二)、金子新田エリアが近藤製作所(猪子場新田)、栄エリアがストカ(北潟)、井栗エリアが道の駅庭園の郷保内(下保内)、大島エリアが三条果樹専門家集団(代官島)、燕市中心エリアがサクライ(物流センター一)、西燕エリアがセブン・セブン(花見)、吉田エリアが藤次郎(吉田東栄町)。

 過去5回それぞれで課題を抽出して、有形無形の試行錯誤や改変を繰り返し、昨年には約5万3000人の来場する燕三条地域を代表する催しとなり、この世界観が、外務省のジャパンハウス・ロンドンで初の企画展に選ばれた「燕三条金属の進化と分化」が28日(日)まで開催中。11月2日(金)から4日(日)までスイス・ラゲンタールで開催されるデザインイベント「Designers,Saturday」にも出展する。

 山田立実行委員長は記者会見で開催期間中以外も通年で、燕三条のファンとの関係性を深めることも念頭に、「より深く、より濃く、お客様と繋がっていきたい。今まで来られている方も、もっと深みにはまってこの地域の魅力に触れていただきたい」と話した。来場者数を追うのでなく、本当にものづくりや燕三条が好きな人が満足できるもてなしをと今回初めて、少人数などを理由に参加がかなわないが、「よりディープな工場」を実行委員会で選んでガイドするリミテッドツアーも企画。「小由製作所、イソダ器物、皆川彫金」、「石駒、ツボ工、きせる屋のぼる」、「宗利製作所、竹風駒、三条製作所」の3コースで、ほぼ定員となっている。

 夜もKOUBAを開くレセプションパーティーでは、マルナオの「作業着ランウェイ」が復活し6日(土)に開催、レジエ、近藤製作所、テーエム、ヤマトキ製作所の「奏でる工場」が5日(金)、6日の2日間開催となる。三条果樹専門家集団でも5日にベジテーブルで、和平フレイズではキッチン用品ブランド「enzo」発表会を兼ねたレセプションを7日(日)、諏訪田製作所でも同日に4日間の工場の祭典を締めくくる打ち上げパーティーを開く。

 初日の4日には午後6時から、三条ものづくり学校でオフィシャルレセプションも開かれる。

 金子新田の三条中小企業共同工場協同組合連合会は組合設立50周年の記念事業として参加し、組合員企業25社の工場を開く。

 JR燕三条駅から三条ものづくり学校を行き来する無料バスに加え、燕三条地場産センターを起点に7ルートを走る有料シャトルバス(1000円で4日間乗り放題)を新たに運行し、三条市内ではタクシーを使ったデマンド交通ひめさゆりでは、1時間前の予約制を試験的に緩和する。

 三条ものづくり学校では5日(金)から8日(月・祝)まで、長野県長野市、山形県山形市、岩手県南エリア、佐賀県有田町、石川県金沢市、福井県鯖江市、福島県会津若松市、三重県菰野町、東京都、群馬県、スイスなどの「産地の今」を体験できる産地の祭典も同時開催される。工場の祭典よりも一日開催期間を伸ばして、連休最終日の受け皿とする。

 きょう開幕の燕三条トレードショウや、6日の三条バル街、7日の燕三条駅県央祭りとも連携し、中小企業大学校が無料のセミナー開催で参加、長岡造形大学の生徒による装飾、地元金融機関の三条信用金庫の職員らもイベント運営に協力して、国内外からの来場者に応える。

 原点に立ち返って炎のイメージを前面にし、「何度でもこの地に足を運んでいただく、お友だちにご紹介いただくなど横に広げるきっかけづくりに」と、燕三条の深みに来場者を誘う。

 行事の詳細は公式ホームページhttps://kouba-fes.jp/about-2018/またはフェイスブック、https://www.facebook.com/koubafes  
                                            (外山)

 2018年10月03日本紙掲載