10産地から出展、産地トークも毎日
三条ものづくり学校で産地の祭典開幕、10月8日まで
 新潟県の燕三条工場の祭典に合わせ、10月5日から8日(月・祝)まで、三条ものづくり学校多目的ホールで産地の祭典が開かれている。国内外の10カ所の産地から出展があり、展示販売やワークショップなどで、それぞれの魅力を伝えている。

 工場の祭典のオフィシャルイベントとして、案内所となっている三条ものづくり学校を会場に開催している「燕三条から産地の未来を創造するマーケット」。前日に行われた工場の祭典の開会式で山田立実行委員長は、「燕三条という土地だけでなく、日本全国でものづくりをしている産地、この産地同士がつながりを持つことで、日本全体のものづくりをもうちょっと活発化させていこう、また、アイテムや土地を越えても、悩みは一緒なんじゃないか、そこをみんなで乗り越えていこうという取組」と紹介した。

 また、「昨年は会期が一緒でしたが、それですと、参加企業さんが産地の祭典に足を向けられなかった。あえて会期をずらすことで、燕三条の職人さんと、全国の職人さんが、手と手を取り合って、一緒にやっていける体制をつくっていきたい」と、工場の祭典の会期は4日から7日(日)までだが、産地の祭典はあえて1日会期をずらした。

 産地の祭典に出展しているのは、東京都と群馬県に拠点を置く「モノ:ファクトリー」、山形県山形市の「山の形ストア」、石川県、富山県、福井県の工芸品を紹介する「セコリ荘金沢」、佐賀県有田町の「ARITA PLUS」、岩手県南エリアの「オープンファクトリー『五感市』」、長野県長野市の「やってこ!シンカイ」、福島県会津若松市の「漆とロック/ほくるし堂」、三重県菰野町の「かもしか道具店×指勘建具工芸」、福井県鯖江市河和田地区で開催している体感型マーケット「RENEW」、国外からスイスの「SWISS DESIGN KIOSK」。

 「モノ:ファクトリー」は、産業廃棄物処分業の潟iカダイから生まれた会社で、産業廃棄物から取り出したパーツを1グラム2円で販売するユニークな企業。会場にも、パソコンのキーボードや基盤、さまざまなビーズなどの「マテリアル」が並んでいる。人気なのが、パソコンのランケーブルの被覆幕で、建築家が内装などに利用するという。


 「オープンファクトリー『五感市』」は、岩手県一関市、奥州市、平泉町の岩手県南エリアの若手経営者らが立ち上げた「五感市」が、今年の11月9日(金)から11日(日)までの3日間、東北で初めて開催するオープンファクトリーをPR。会場では、オープンファクトリーに参加する企業の中から、岩谷堂タンス、秀衡塗、南部鉄器、室根太鼓、手捺染(てなっせん)などの伝統工芸品も展示している。

 また、会期中の毎日、午後2時から、あるいは3時30分から出展者による産地トークも行われる。6日は午後2時から、オープンファクトリー五感市の蜂谷淳平さんと燕三条工場の祭典の山田実行委員長、午後3時30分からARITA PLUSの寺内信二さんとARITA 400projectの川瀬和幸さんが対談。7日午後2時からは漆とロックの貝沼航さんが、午後3時30分からはやってこ!シンカイの小林隆さんがそれぞれの取組を紹介する。最終日の8日は再び対談形式で、午後2時からはSWISS DESIGN KIOSKの菅家明彦さんと工場の祭典のアドバイザーを務めるmethodの山田遊さん、午後3時30分からはモノ:ファクトリーの河西桃子さんと燕三条工場の祭典の武田修美さんが登場する。産地トークは参加無料で、事前予約も不要。

 開場時間は午前10時から午後5時まで。
         
                       
 (石山)



 2018年10月06日本紙掲載