新製品投入遅れで減収、製造原価高騰も影響
平成31年第2四半期決算、損失計上
 新潟県燕市吉田西太田、ツインバード工業㈱(野水重明社長)は10月11日、平成31年2月期第2四半期決算を発表。新製品の投入が大幅に遅れたことや、小売流通店舗における売場の減少などにより大幅な減収となり、中国における製造コストの増加もあって、利益面でも損失計上となった。

 同第2四半期の連結業績は、売上高が50億5300万円で前年同期比23・5%減、営業損失は1億7800万円(前年同期は1億4800万円の利益)、経常損失は2億900万円(前年同期は1億円の経常利益)、四半期純損失は1億5100万円(前年同期は9100万円の四半期純利益)だった。

 こうした状況を受けて、前日の10日には、4月11日公表した業績予想を下方修正している。通期の連結業績は、前回発表の140億円から16億円、11・4%減の124億円、営業利益は5億円から2億5000万円、50・0%減の2億5000万円、経常利益は4億円から2億4000万円、60・0%減の1億6000万円、当期純利益は2億5000万円から1億4000万円、56・0%減の1億1000万円とした。

 同社では、ここ数年、技術難易度の高い新製品開発が続いており、今月から発売を開始した全自動コーヒーメーカーなど投入が半年ほど遅れている。この新商品の遅れもあって、家電量販店を中心に、同社の商品の売場が減少したことで、大幅な減収となった。この減収に加えて、中国における鉄や銅、アルミ、プラスチック樹脂などの原材料費の高騰、人件費の高騰で利益面でも損失計上となった。

 一方で、今後は全自動コーヒーメーカーや、昨年秋に参入した単独世帯向け冷凍冷蔵庫のラインナップを拡充するなど、年末年始商戦や新生活需要に向けて伸びている市場に重点新製品を投入。海外では、中国販売子会社の双鳥電器(深圳)有限公司のオンラインストアを今月リニューアルオープンし、防水ヘッドケア機やフェイススチーマーの美容家電2機種を投入。11月11日の「独身の日」の商戦を狙う。また、11月中旬に上海で行われる中国最大級の輸入の博覧会にも出展し、オンラインストアとの相乗効果を図る。                                         (石山)



 2018年10月12日本紙掲載
ツインバード工業