澄んだ五十嵐川取り戻せ
大谷ダム上流でブナやコナラ1000本植樹
 「清流五十嵐川」を取り戻そうと、1000本のブナやコナラの木を植樹する活動が10月17日、大谷ダムに注ぐ布倉川上流の新潟県三条市大谷字唐松地内で行われた。

 読売新聞東京本社と読売新聞の販売店、古紙回収業者で取り組む森林再生事業「YRN 読売の森」の植樹活動として行ったもので、読売グループの関係者に加えて、五十嵐川漁業協同組合や南蒲原森林組合、国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所、新潟県三条地域振興局、三条市、国道289号線八十里越地区の工事関係者や新潟県建設業協会三条支部、公益社団法人にいがた緑の百年物語緑化推進委員会、下田地区の市立森町、大浦、月岡、飯田四小学校の3、4年生も参加した。

 五十嵐川上流部では、平成23年の7・29水害などによって森林の斜面が崩壊、土砂が川に流れ込むことによって濁りが発生し、生息するアユやヤマメなどの川魚の生育にも影響を及ぼしている。三条地域振興局、三条地域水道用水供給企業団、五十嵐川漁協では、大谷ダム上流部の国有林の荒廃対策継続実施を求める要望書を中越森林管理署に提出するなど対策を講じており、旧採石場だった土地について所有者の嵐北産業鰍ゥら提供を受け、読売グループやにいがた緑の百年物語緑化推進委員会の力も借りて植樹を行った。

 植樹したブナやコナラは土砂の流出を防ぐだけでなく、川魚のエサになる昆虫類も育むことも期待されていて、今後は五十嵐川漁協の組合員らが管理を行う。

 参加した小学生はアユやサケの放流事業に参加した経験もあり、授業でも水の循環などについて学んでいることもあって、「木が大きく育って、川をきれいにしてほしい」、「魚がたくさんいる川を自慢したい」などと話していた。 (外山)


 2018年10月22日本紙掲載