持続確実の三条¢蛹^事業総仕上げへ
國定市長、無投票で4選
 任期満了に伴う新潟県三条市長選挙は、告示日の10月21日、現職の國定勇人氏が無投票で4期当選を果たした。無投票阻止で出馬の意向を示していた坪崎幸雄氏は告示日になって出馬を辞退した。

 國定氏は「今、三条市は反転攻勢ができる体制が整った。この素晴らしい傾向を確固たるものにしていくのがこれから先の4年間。初心に帰り、再び皆さんとともに三条市を築き上げていく、その思いを胸に秘めながら職務をまっとうして参りたい」と支持者に感謝するとともに、4期目に向けて決意を述べた。

 午前9時30分から執り行った出陣式前には、坪崎氏が出馬を辞退したという情報が伝わったが、國定氏は「持続確実な三条市を作り上げたい」と、約296億円を投じる大型事業、実学系ものづくり大学、医療系高等教育機関、栄流通工業団地などの事業を仕上げると第一声を上げ、市内4カ所を街宣して演説した。

 決起集会から一転、祝勝会となった会場には午後5時前になると支持者や、塚田一郎参議院議員、菊田真紀子代議士、久住時男見附市長、鈴木力燕市長や地元選出県議、市議らが続々と集まった。

 國定氏は無投票当選が決まると「選挙になるんだというつもりで、この12年間を振り返り、皆様方から通知表をいただきつつ、今後4年間の処方箋を訴えさせていただくには、1日は短すぎるきらいもあるが、1日で勝負がついたということを胸に秘めつつ、改めてかじ取り役を務めさせていただきたい」と感極まった表情で述べた。

 3期12年間で作り上げた三条市の状況を「経済界、産業界の状況はバブル絶頂期と同じだけの実力を持っている。多くの経営者の方の景況感もプラスのマインドで推移している。何よりうれしいのは国勢調査の結果として20代、30代、40代すべての世代の皆さんが三条から去るよりも、帰って来る人の方が上回る状況になっていること」と説明し、4期目でこの状況を確固たるものにすると宣言。「こういう男ですから、わがままに、そして直線的に市政をやっていくことになろうかと思いますが、ある意味そこにブレーキを掛けていただき、いろいろな意味でバランスをとっていただくためには、皆様方からの引き続きの直接的なアドバイスが必要だと思っている」と、支持者に提言も求めていた。

 草野恒輔後援会長の音頭で万歳三唱した後には、駆け付けた来賓が祝辞を述べた。

 塚田参議院議員は「無投票当選となったのは、3期しっかりと三条市の為に働いたと圧倒的多数の市民が認めたことだと思う。4期目の課題として社会資本、インフラ整備がある。(国土交通副大臣として)国土交通省にしばらく出向しているので、しっかりと地元の要望をお受けしたい」と当選祝いとともに確約した。

 菊田代議士も「最初の選挙はまちを二分する大変な選挙でしたが、3期目、4期目と、とうとう対立候補を出すことができないほどになった。市民の皆様、議会の皆様と対話をていねいにやり、たくさんの仕事をやってきた証左。大型事業を自らの手で仕上げるということで万全の体制で臨んでいただきたい。私も同じ気持ちでがんばりたい」と評価した。

 県市長会長で1週間前に無投票当選を果たした久住見附市長は「46歳でこれだけのキャリアを積んだ方はなく、これから三条を担う大きな宝。県政や国の各分野においても伸びていかれればと思う。素直で率直で吸収力があり、それをすべて市政に生かされている。隣の市にとってもありがたい」と述べた。

 鈴木力市長も、自らが選挙戦と見られたが無投票となった経験を振り返りながら「三条、燕地域は一番元気がある地域と、外から評価されるくらい企業活動など全国的に注目される事柄を発信できている。来週の燕三条ものづくりメッセも一緒にオープニングができる。この地域が新潟県発展の中心として、三条市長さんと私とで時には連携し、時には切磋琢磨しながら地域全体の発展のために取り組ませていただきたい」と、引き続き三条、燕両市が連携していくとした。                      (外山)



 2018年10月22日本紙掲載