保育室3室 子育て支援に期待大きく
加茂・田上病児保育園が開園
 新潟県加茂市・田上町消防衛生保育組合は、10月22日午前10時から、加茂市青海町一の加茂・田上病児保育園の業務開始に合わせて、同保育園の開園式を行った。

 同施設は、現在進んでいる県立加茂病院全面改築事業を県に要望する際に、加茂市と田上町が、病院内設置を要望、その後の協議により隣接地に建設が決まったもの。当初は、加茂病院に隣接する神明宮所有地509・08平方メートルに建設する予定だった、周辺住民から追加で土地の提供を受け、最終的に敷地面積1015・58平方メートルとなった。

 建物は鉄骨造平屋建で、床面積は276・35平方メートル。保育室3室に多目的室や静養室を備えるほか、床面積とほぼ同程度の290・00平方メートルの芝生の庭を備える。子どもの病気や症状によって部屋を分けるため、多目的室と静養室も保育室3室ほぼ同じ仕様になっており、状況に応じて保育室としても運用できる設計になっている。また、駐車場は9台分で、加茂病院の改築後は同病院から雁木が設けられ、一体的な運用も可能となる。

 はじめに小池清彦加茂市長があいさつ。同保育園を含む加茂病院改築で、加茂市と県との間の調整役として尽力し、実現にこぎつける大きな力となり、今回、来賓として駆け付けた星野伊佐夫前県議会議長を紹介し、「星野先生の存在がなければ絶対にできなかった。加茂病院の産科も病児保育園も存在しなかった。まさに大恩人であります」と感謝の意を示し、加茂病院の改築が決まった段階で、佐藤邦義前田上町長の発案で加茂病院内に保育園を作ることを、当時の県知事であった泉田裕彦代議士に相談。その後、紆余曲折を経て今回の開園に漕ぎ着けたことに対して、関係者それぞれに対して感謝の意を示した。

 佐野恒雄田上町長は、「かねてより、小さなお子さんをお持ちの保護者のみなさんから強い要望があった。その中で即決断していただいた小池市長に感謝したい。さらに建設にあたって星野先生に格段にご支援いただいた。ご支援がなければ実現しなかった」とし、田上町民を代表して感謝した。

 星野前県議長は、「案内状を持ってわざわざ長岡まで来ていただいたことに感激している」とし、「とにかく小池市長は譲らない方。相手がだれであっても譲らない。そして、幼児教育を含めた福祉への思いはだれよりも強く、その思いが、我々を軟化し、ほだされるんです」とし、一時は小池市長の要望に態度を硬化させた県病院局の関係者も、小池市長の熱意にほだされて実現に向けて動き出したことを紹介。「私も勉強になりました。1つのことを成し遂げるにはここまでやらなければいけない。(加茂病院の)小児科だけでなく町のお医者さんも協力してくれるということがすばらしい。これも小池さんだからできたのかな、と思っている」と語った。

 このほか式典では、土地提供者の相田克郎さんに感謝状が贈られ、最後にテープカットで締めくくった。                                   (細山)



 2018年10月23日本紙掲載