元気な燕三条地域の象徴、商談活発
燕三条ものづくりメッセ2018開幕
 日本海側最大級のビジネスマッチングのための展示会「燕三条ものづくりメッセ」が、10月24日、新潟県の燕三条地場産業振興センターで開幕した。同センターの設立30周年を記念し、会期を延長、過去最多の261社・団体が出展した。

 メッセピア、リサーチコア、三条商工会議所チェンバーズホールに加え、特設テントエリアを昨年までよりも、さらに拡大して開催した。過去最多の出展に加え、燕三条地域とクラスタ交流を進めている台湾から6社、さらにベトナムから1社と、初の海外出展の企業もあった。

 分野別では、ソリューション29件、加工技術135件、機械装置41件、教育・研究機関9件、産業支援機関8件、民生品39件。大型製品を展示する屋外エリア以外にも、メッセピア多目的大ホールには大型の機械、また、これまでのものづくりメッセでは見られなかった大々的なアテンドをする企業も見られ、展示会として、さらに進化が見られた。

 24日午前9時30分から行われた開会式には、燕三条地域だけでなく、県や国からも来賓が出席。公益財団法人燕三条地場産業振興センター理事長の國定勇人三条市長は、「燕三条ものづくりメッセは非常に飛躍を遂げているところでありまして、会場でお分かりのように、今年が過去最大級という風になっています」と会場の拡充、地場産センターの開設30周年などを紹介しながら、「全国的にものづくりの実力が、海外に奪われている今、燕三条地域は、おかげさまで、元気に、今もなお経済発展を続けている稀有な地域という自負心を持っているところでございます。その象徴とも言うべきものが、この燕三条という地場を生かした見本市だと思っているところでありまして、きょうから3日間、多くの皆さま方との交流、なんといっても商談が生まれることを切に願っています」と述べた。

 来賓祝辞では、経済産業省関東経済産業局産業部の山口栄二部長、新潟県産業労働観光部の橋本一浩部長があいさつ。経済産業省の山口部長は、国の支援策をいくつか紹介する中で、地域未来投資促進法について「関東経済産業局は1都10県を管轄しておりますが、両市の活用実績は管内でトップであります。それも市役所の皆さま、地元の経済団体の皆さま、企業の皆さま方が熱心に取り組まれている証だと思っております。私ども、今後も皆さま方と手を携えて、一緒になってこの地域の発展のために尽力して参る所存」とし、県の橋本部長は「燕三条地域は、これまでも世界的な不況、新興国の台頭など、環境変化の荒波にも、総意工夫とチャレンジ精神を持ちまして、しっかりと乗り越えて、成長して参りました」と燕三条地域の企業を称え、さらなる発展を願った。

 来賓紹介に続いて、地場産センター理事長の國定市長、副市長の鈴木力燕市長、そして祝辞を述べた2人なども加わってテープカットを行って開幕した。

 なお、期間中には、さまざまな講演会、シンポジウムなども行われた。24日は、HILLTOP鞄結档Iフィスの静本雅大支社長を迎えての特別講演会が行われ、25日は溶接技術講演会、軽金属学会講演会、26日はものづくり革新会議シンポジウムが行われた。

 また、フォトスタジオウスタによる「写真展 燕三条の職人」も行われた。薄田和輝社長が、ライフワークとして撮り続けてきた燕三条地域の職人のポートレートを展示しているもので、「それぞれの見方で燕三条地域のリアルを感じてほしい」と呼び掛けていた。なお、展示は特設テントエリアの受付に5点、メッセピア内に16点の21点。 
                                               (石山)
 2018年10月25日本紙掲載