森井社長、「こういう形で貢献できれば」
下町ロケットの核心 原寸大段ボールトラクター設置報告会
 新潟県燕市は、10月30日の鈴木力市長の定例記者会見終了後、市内で大型ロケを行っている人気テレビドラマ「下町ロケット」の関連企画として、市内の段ボール製造・販売業、森井紙器工業鰍ェ作成した劇中で重要な役割を示すトラクターの原寸大の段ボール模型がこのほど完成し、道の駅国上に設置したことから報告会を開いた。

 このトラクターは、全長3・34メートル、全幅1・55メートル、全高2・33メートルの強化段ボール製で、体重80キロ以下の人なら乗車できる。今回のロケ決定を受け、鈴木市長が同社に制作を打診。同社は来年創業100周年を迎えることもあり、「地域を盛り上げられれば」と快諾し、同社の技術者がひと月がかりで制作したもの。

 あくまで隠密の作業ということで、同社の設計者3人で、実際のトラクターを観察。実際のモデルに近いミニチュアなどを参考に図面を起こしたもので、全部で200パーツからなる。

 この日の報告会では、道の駅に設置されているものの、3分の1の縮尺模型を使った除幕式が行われた。

 鈴木市長があいさつで、「燕市の段ボールの技術の高さも発信できれば、と思いお願いしたところ、快く引き受けていただきました。今回、すばらしいものができて、1台目が展示されました」と今後の話題作りの一助を期待した。

 森井康社長は、「9月の頭に市長が急に来られて、内々にお話をいただきました。今までもいろいろなものを作ってきましたが、弊社は梱包用が主で、もちろんトラクターは初めて」とし、限られた時間と予算で手探りで作ったことを紹介。「我々も来年は創業100周年。燕市で育った企業として、こういう形で貢献できれば何よりと思っています」と話していた。

 なお、11月中旬からは燕三条地場産センターにも設置される予定となっている。       
                     (細山)



 2018年10月31日本紙掲載