中條前理事長の遺志引継ぎ、さらに組合飛躍
三条経営労務センター 金子太一郎理事長
 労務事務代行や外国人技能実習生共同受入事業を行う新潟県三条市東裏館二、㈿三条経営労務センターの理事長に、金武㈱の金子太一郎社長が就任した。1992年7月20日から26年間、理事長を務めていた中條耕二前理事長の急逝を受けて、8月28日の臨時理事会で承認された。

 金子理事長は、「中條前理事長が、この組合を設立して運営した一番の立役者であり、外国人技能実習生共同受入も、中條前理事長の時に始められた事業。責任をすごく感じています。この組合を、さらに飛躍させたいという気持ちで頑張らせて頂きたい」と、中條前理事長の遺志を引き継ぎ、組合発展のために取り組む。

 任意団体として1956年10月に創業し、昨年60周年を迎えたが、協同組合として設立したのは1988年4月で、渡辺惣吉初代理事長が1992年までの4年間、2代目理事長として中條前理事長が26年間務め、金子理事長は3代目の理事長となる。「去年、創業60周年の式典ができて、かねてからの中條前理事長のご希望をかなえることができたのは良かったです。まだまだお元気でしたので、急に亡くなられて大変びっくりしています。以前から『次は頼むよ』とは言われていたので、私も覚悟はしていました」と金子理事長は、中條前理事長をしのぶ。

 事業については、「労務事務の代行はもちろんですが、今、人手不足も言われている中で、外国人技能実習生についての法改正も予定されています。人手不足解消のために技能実習生を広めたいと思っています。そのために組合の体制を整えていきたいと思います。そうして、地域の人手不足解消のお役に立てればと思います」と話し、国の法改正の動向を注視しながら、さらなる技能実習生の受け入れ、また、現在はフィリピン人に限って行われているが、今後は、受け入れる企業や送り出す国からの要望もあるベトナム人の受け入れに向けた体制の構築にも努めたいとする。

 外国人技能実習生共同受入事業は、1995年12月にスタートし、現在は、金属加工や縫製を中心に20社で百136人を受け入れている。累計では966人を受け入れており、「これまでに1000人近くを受け入れていますが、非常にレベルが高く、トラブルもありません」と評判もよく、来年からは新たに4社が受け入れる予定で準備を進めている。

 また、金子理事長は「経営労務センターという存在を皆さんに知ってもらいたいというのはあります」とも話す。三条経営労務センターの活動区域は、三条市だけでなく、隣の燕市、加茂市、田上町、弥彦村などの県央地域、さらには新潟市、長岡市、上越市、見附市、聖籠町と県内をほぼ網羅している。現在の組合員数は253事業所だが、ピーク時には350事業所までいったこともあり、今後は、組合のホームページなども制作し、周知を図っていく。             (石山)



 2018年11月06日本紙掲載
地域の人手不足解消、外国人技能実習生受入体制充実を