粟ヶ岳世界大会、定期戦化も視野に
来年4月12年ぶりの国内開催、國定三条市長会見
 来年4月21日(日)に新潟県の粟ヶ岳などで開かれる山岳ランニングの世界大会「2019スカイランナー・ワールド・シリーズ」について、誘致を進めてきた國定勇人三条市長は「今回、大会を成功させることができれば、恒常的に世界大会の開催地となることができる」と述べ、下田地域で定期的に世界大会が開催される可能性が大きいとした。

 スカイランナー・ワールド・シリーズは山岳ランニングのワールドカップで、日本、中国、スペイン、フランス、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、アンドラ、ノルウェー、スイス、ブルガリアの11ヵ国で15のレースを行い、ランキングを争う。日本国内での開催は2007年の長野県王滝村の「おんたけスカイレース」以来12年ぶりで、来年4月の粟ヶ岳はワールド・シリーズの開幕戦となる。

 粟ヶ岳では4月にスカイランニング日本選手権粟ヶ岳バーティカルキロメーターが開催された。三条市は、大会をプロデュースした見附市のプロトレイルランナー・松永紘明さんの協力を得て世界大会誘致を進め、9月に國定市長がスイスの国際スカイランニング連盟へ誘致について働きかけを行った。国際連盟としても、日本、中国でレースを開催することで主力選手のアジア地域でのレース出場を促す考えがあったという。

 三条市としては、下田地域に興味を持ち、訪れてもらい、定住につなげようと「ニッチでディープなスポーツの聖地」の取り組みを進めていて、ヨーロッパでは広く知られるスポーツの一つで、国内でもさらに普及すると考えられる山岳ランニングの世界大会誘致は「粟ヶ岳でいつも世界大会が開催され、情報をとりにいった人が下田にあると知る。誘致は導火線の1つ」と國定市長。

 コースは暫定だが、いい湯らていをスタートし、ひめさゆりの小径、高城城址、ブナのみちから加茂方面へ迂回、粟ヶ岳山頂を目指して下山し、いい湯らていでゴールとなる約31キロメートル、獲得標高差2000メートル。

 この日の会見はほかに、第14回元旦マラソン大会、第10回諸橋轍次博士記念漢詩大会、三条市域除雪機械安全運行祈願祭・三条市域合同除雪機械出動式、燕三条ミニ四駆大学オープンキャンパス2018、三条ものづくり部協力企業募集、しみん食育と農業のつどいについて発表した。                           (外山)



 2018年11月07日本紙掲載