安全な道路網確保、立冬に誓う
三条市域合同除雪機械出動式
 積雪時の交通を確保し、社会インフラを守る除雪作業や作業に従事する人たちの重要性を再認し、安全で円滑な交通網確保につなげようと、新潟県三条市厚生福祉会館で立冬の11月7日、三条市域合同除雪機械出動式が執り行われ、国、県、市道の除雪にあたる人たちや行政関係者、保育所園児とその保護者らが集まった。

 除雪機械出動式は三条市主催で、除雪作業を受託する業者に加え、国土交通省北陸地方整備局や新潟県三条地域振興局、三条警察署、三条市自治会長協議会の関係者も出席。前段には三条市建設業協会の主催で除雪機械安全運行祈願祭も執り行われた。

 出動式では、国、県、市道の除雪業者を代表し、渇チ賀田組の長谷部達也さん、小柳建設鰍フ伊藤智克さん、滑O山組の鈴木博さんが「我々、除雪に従事する関係者一同は交通の大動脈である国道を守り、地域と地域をつなぐ県道を守り、市民生活に欠かせない市道を守り、もって三条地域に住んでいる皆さんが安全に安心して生活できるよう冬季道路のネットワーク確保に力を合わせて取り組むことを誓います」と安全宣言し、市立塚野目保育所の園児からメッセージ付の鍵や手作りのお守りが贈られた。

 國定勇人市長は式典で、1月、2月の大雪による混乱で市民の不満が除雪業者にもぶつけられたことに「その責めは、私たち行政にあるもので、皆様方に対する責めではない」と述べ、「今年1月、2月の反省点は、行政と市民の皆様方のコミュニケーション不足により信頼関係の構築ができなかったことに尽きると思っている。皆様方の除雪に対する働きが、やれども、やれども市民の不満が積もるばかりということではなく、やればやっただけ市民の皆様方に喜ばれる本来あるべき姿を取り戻して参りたい」と、除雪状況をリアルタイムで市民に情報提供するシステムの構築に取り組んでいることなどを紹介した。

 三条地域振興局の外川忠利地域整備部長は「新潟県としても11月16日から除雪体制に入るための準備を進めている。昨冬は皆様方の努力のおかげで社会活動が成り立ち、地域が支えられると多くの方が感じ取った年でもあり、今冬はしっかりと準備し、心を1つに冬に立ち向かいたい。夜間、早朝に及ぶ過酷な業務、自負心、自信と誇りをもって業務にあたってもらいたい」と業者らを激励。大平健二警察署長は「円滑な道路交通の確保や、道路障害発生時の速やかな解消に向けて、警察との連携もお願いします」と連携を強めるとした。

 自治会長協議会の桑原喜平太会長も「安全で安心な住みよい三条市のために、今年もよろしくお願いします」と述べた。

 除雪業者らは、園児から「ゆきかきのおしごとがんばってください」、「さんじょうのどうろのゆきかきをおねがいします」と声を掛けられると、笑顔で応えて冬季の安全な道路交通の維持、確保に気を引き締めていた
。                     (外山)


 2018年11月08日本紙掲載