秋の特別展も同時開催
水土芸術祭コラボ、山本さん写真展 大河津資料館
 新潟県の信濃川大河津資料館では、12月16日(日)まで、香川県出身の写真家、山本糾さんによる作品展「Divided Water」を開催している。新潟市の「水と土の芸術祭」とのコラボ企画で、山本さんが撮影した大河津分水の洗堰、旧可動堰のほか、関屋分水など越後平野を流れる信濃川に設けられた人の手による分流のための構造物をテーマにしたモノクロ写真が11点並んでいる。

 いずれも、自然光の中で撮影された黒々としたコンクリートと圧倒的な川の水量のコントラストが印象的な作品で、昭和六年に通水し、今はその役目を終えた旧可動堰の年代を感じさせるコンクリートの黒ずみなど、実物とは一味違う存在感を放っている。

 また、会場となっている2階特設スペースとは別に、施設内には山本さんが撮影した信濃川流域のカラー写真も数多く展示している。

 さらに今回の会期中、同時開催として秋の特別展「パナマ運河と大河津分水路」を開
催。カリブ海と太平洋を結ぶ世界最大の運河、パナマ運河と「東洋のパナマ運河」と呼ばれ、当時、世紀の一大事業とされた大河津分水路について、そのどちらの建設にも関わった技師・青山士の生涯のほか、両者の共通点や相違点を比較したパネル展となっている。

 開場時間は、午前9時から午後4時まで。

 毎週月曜日休館。ただし、月曜が休日の場合は、その翌日休館。

 入場無料。  
                       (細山)



 2018年11月15日本紙掲載