アウトドア・観光学ぶ6人
滞在型職業訓練施設「しただ塾」開講
 新潟県三条市下田地域の自然環境や観光資源を生かしたカリキュラムで職業訓練を行う「しただ塾」が、11月15日に開講した。受講生は来年2月14日(木)までの約3カ月間、旧荒沢小学校を拠点にアウトドア・観光分野の学びを得る。

 しただ塾は、三条市内での就業や起業、移住促進などを目的に2016年から実施している滞在型の職業訓練。NPO法人ソーシャルファームさんじょうが訓練の実施機関で、これまでに15人の修了生を輩出し、うち6人は市内で仕事をしている。

 4期目となる今回はアウトドア観光コースとして実施し、各種概論など学科を132時間、アウトドア実践や接客サービス演習など実技を150時間、職場見学などを32時間、合わせて314時間のカリキュラム。受講生は6人で、東京都から3人、大阪府から1人、京都府から1人、神奈川県から1人と、いずれも新潟県外からの受講。男性、女性3人ずつで、年齢は20代から40代となっている。

 15日午前10時から開講式が行われ、受講生のほか、熊倉直信塾頭、しただ塾名誉会長の國定勇人市長、NPO法人ソーシャルファームさんじょうの柴山昌彦理事長ら関係者が出席。熊倉塾頭は、「地域を挙げて、皆さんを歓迎していると思っている」とした上で、「皆さんのこれからの、新しい人生の出発のために、いい勉強のできる時期ではないか。これから3カ月間、しっかりと研修していただきたい」と激励した。

 國定市長は、しただ塾のこれまでの実績に触れた上で、「まずは3カ月間、自分の将来の可能性についてしっかりと考えていただきながら、必要な知識を付けていただくとともに、後半戦に入ったぐらいには下田、あるいは三条に皆さんの人生をかける可能性ということにも、思いをはせていただければ」と呼びかけ、柴山理事長は「周りがどうであれ、自分自身をしっかり持つことが1番大事。決して無理することなく、自分の道を歩いていく中で、自分の中に光るものを見つけることができたら、きっと、君たちの人生は花開いていく」と、エールを送った。

 続いて、受講生たちが1人ずつ自己紹介。出身地やこれまでの職業について言及しながら、「しただ塾で、何か見つけられたら」、「訓練終了後は、新潟で仕事を探したい」、「これからの人生の足がかりにしたい」など、思い思いに抱負を述べた。

 その後、國定市長が「下田地域における地域活性化の取組」と題して特別講義を行い、地場産業も含め地域の特色について説明した。                 (山口)



 2018年11月16日本紙掲載