官民の壁超え、三条の馬場PR
ジャイアント馬場倶楽部、16文で11月16日発足
 新潟県三条市の名誉市民、ジャイアント馬場さんの功績を後世に伝え、市の発展にも生かそうと、三条ジャイアント馬場倶楽部(中條耕太郎会長)が、馬場さんの必殺技「16文キック」にちなんで11月16日に発足。同日、國定勇人市長を表敬訪問して名誉会長就任の調印を取り交わした。

 国内外で活躍したプロレスラーでプロレス以外でもお茶の間に親しまれた「昭和のスター」だった馬場さんを名誉市民にしようと一昨年に署名活動を展開した人たちが中心で、改めて名誉市民・ジャイアント馬場さんの存在を市民に浸透させることや、馬場さんの著作権や肖像権を管理する会社と行政との橋渡し役となることなどが設立の目的。来年が没後20年で、全日本プロレス、新日本プロレス、プロレスリング・ノアなど主だった団体が参加して2月19日(火)に両国国技館で開催される追善20年興行にも、生誕の地・三条をPRするブースを出展予定。

 16日午前、中條会長、原田洋一副会長、幹事長の名古屋豊市議や幹事らが國定市長を訪ね、馬場さんが日本人として初めて獲得したNWA世界ヘビー級王者のチャンピオンベルトや、馬場さんの等身大パネルを前に倶楽部の発足を報告し、タイトルマッチ前のような調印式を執り行った。

 名誉市民となった翌年に顕彰記念展が執り行われ、地元に残る縁の品や写真なども展示されたが「他の名誉市民に比べて資料が少ない」こともあって、倶楽部では馬場さんに関する資料の発掘も目的の1つとする。4月に馬場さんの夫人・元子さんが亡くなったため、肖像権などの権利は姪の緒方理咲子さんが取締役を務める鰍g.J.T Productionが保有しており、同社側から馬場さんが地元で過ごした当時の資料の要望もあった。

 定期的に馬場さんに関する催しを開催して若年世代や、三条で過ごした当時を知る人たちにも浸透を図る。

 中條会長は「名誉市民になったが、何もせずに風化させることはよくないという思いで、地元メンバーで受け皿となる組織を立ち上げた。プロスポーツ選手で初めての三条市名誉市民であり昭和のスター。内外から三条にジャイアント馬場ありという環境をつくりたい」と話し、生誕の地として観光にも寄与する考えも示していた。      (外山)



 2018年11月17日本紙掲載