山の塩と下田豚、新名物に
下田のソーセージとハンバーグ試食会
 新潟県三条市下田地域の「下田豚」と、越後長野温泉嵐渓荘の「山の塩」を使ったソーセージ、ハンバーグの開発が同地域で進められている。来年4月の商品化、発売を目指しており「下田らしさ」を感じられる名産品として、ソーセージ作りの体験なども視野に食の新たな観光資源とする計画。

 地域に縁のある飲食店や小売店、宿泊施設の経営者、道の駅、農家、地域おこし協力隊員らで組織する、しただを愛でる会が開発を進めているもので、同会ではこれまで下田の食材を使った「下田御膳」や、スイーツなどを生み出してきた。

 ソーセージに使う山の塩は、日本屈指の強食塩冷鉱泉とされる嵐渓荘の温泉水を煮詰めたもので、同旅館の名物、温泉粥や山の塩羊羹などにも使われている。

 下田豚は、肉質のやわらかさや脂身の甘味、うま味が特長で「豚臭さがなく、豚肉が苦手の人でも食べられる」という。横田精肉店が取り扱い、下田御膳など地域内の飲食店のメニューに取り入れられている。

 しただを愛でる会では、新潟県の支援も受けながら、2つの地域資源を生かし、価値を高める商品として五月頃からソーセージ、ハンバーグの開発に着手。11月14日に商工団体や行政、報道関係者らを招いて試食会を開いた。

 試作品は山の塩を前面に、下田豚のうま味を味わえるプレーンソーセージ、下田の山菜を混ぜ込んだソーセージ、下田豚100パーセントのハンバーグの3品で、こくわソースやカグラナンバン、フキノトウと合わせたり、香ばしく焼いたホットドッグでも試食してもらった。カグラナンバンを混ぜ込んだチョリソーなどの開発も検討している。

 ソーセージ、ハンバーグとも冷凍で販売し、土産品としてだけでなくキャンプやバーベキューで下田を訪れた人の利用、地域内の飲食店のメニューに取り入れてもらうことも考えられている。

 試作品は市外の専門業者に製造を依頼したが、将来は道の駅漢学の里しただの加工所でソーセージ作りを行う構想もある。

 試食した人たちは「下田豚のおいしさの理由を説明した方がいいのではないか」、「おいしいが特色が足りない。下田らしさを打ち出して、付加価値を高めてはどうか」などと具体的な意見を出していて、新しい名産品への期待の高さを示していた。            (外山)



 2018年11月17日本紙掲載