3社連携、新絵付技法「神籬(ひもろぎ)」
11月23日三条市長杯争奪ジュニア将棋大会の優勝盾に
 11月23日、三条市長野の越後長野温泉、嵐渓荘で開催される「第1回三条市長杯争奪ジュニア将棋大会」の優勝者、準優勝者には同市内の竃セ間印刷所、関川木工所、山田仏壇店が共同開発した新たな絵付技法「神籬(ひもろぎ)」で制作した盾が贈られる。22日、関係者が國定勇人市長に盾を披露した。

 神籬は、木材に立体的な絵付けができる技法で、工芸品のような高級感のある仕上がりが特徴で、3社が連携することで「伝統技法に新しい概念を加えた」と明間隆三社長。ベースとなる木材については関川木工所、デザインデータなどは明間印刷所が担当し、山田仏壇店は全体の雰囲気や紋様に対して仏壇作りの経験則を生かす。

 ジュニア将棋大会の優勝・準優勝盾は、将棋の駒をかたどった高さ約20センチメートル、横幅約15センチメートルのアクリル板に神籬で龍(優勝)、虎(準優勝)を描いた直径約7センチメートルの木製メダルをはめ込み、木製の台座に飾るデザイン。市からの依頼を受けて約5カ月前から制作をスタートしたという。

 22日午後1時に明間社長、関川木工所の関川修司さんが三条市役所を訪れて盾を披露した。國定市長は「この盛り上がった感じがすごくびっくりする。伝統技法にも近い質感と錯覚するのでないか」と仕上がりに驚き、この新しい絵付技法をどのように活用していくか興味を示していた。

 明間社長は「三条市にしかない、世界で1つの盾。この技術を三条の特産にできれば」と話し、来年には神籬を活用した製品を発売したい考え。関川さんは「製品だけでなく、技法を売ることもできる」と加工技術のPRも推し進める。

 ジュニア将棋大会は、昨年の竜王戦の会場にもなった嵐渓荘で午前10時から午後2時までの予定。将棋大会に加えて、日本将棋連盟の土佐浩司8段との指導対局、竹風駒や竜王戦の写真展も同時に開催する。                      (外山)



 2018年11月23日本紙掲載