5社の課題に学生挑戦、最優秀作品発表
12月21日まで同校で作品の展示も
 新潟県の三条テクノスクール工業デザイン科の1、2年生が、地元企業からの課題に挑戦する地域デザインコンペの発表会が、11月30日午後1時15分から行われ、5企業の課題で最優秀作品となった5人の学生が、それぞれのアイデアをプレゼンした。なお、最優秀作品を含め、全学生の作品は21日(金)まで、同校に展示され、自由に見学することができる。

 地域デザインコンペは3回目の取り組みで、今年は相場産業梶A椛蜷物産、叶V越ワークス、潟Vンドー、鞄本メタルワークスが参加。6月1日に課題が提示され、1年生16人と2年生15人が、それぞれ希望する課題を選択。企業見学や中間プレゼン、最終プレゼンを経て、この日の結果発表会となった。

 相場産業鰍フ課題は「新しい自転車用スタンドの提案」で、最優秀作品は2年生の古川春輝さんの「RIDE」。サイクルウェアに収納できるコンパクトさ、学生をターゲットに安さ、そして、写真を撮る時にじゃまにならないことに配慮したクランクに刺すだけのシンプルなデザインとした。

 椛蜷物産の課題は「思わず使ってみたいキッチンツール 食事が楽しくなるテーブル周りの雑貨」。最優秀作品の2年生、小林岳さんは、小さな子どもなどをターゲットに、取っ手が折りたため、折りたたむことでコップにプリントされた動物の絵が別の動物に変身する「変身動物コップ」を考えた。

 新越ワークスの課題は「キャンプ(屋外)用ペレットストーブ」。最優秀作品は、2年生の管野彪雅さんの「KURA―DO」。屋外用でも、キャンプではなく「庭に設置して使用するストーブ」をコンセプトに、アウトドア好きなファミリー向けのかまくら型のペレットストーブを考案した。

 シンドーは「買ったお客様も、売った私達も、皆が笑顔になれる、思わず『イイネ!』したくなる雑貨」。今回の中でも、最も幅の広い課題に挑戦し、最優秀作品に輝いたのは1年生の諸田梓さん。袋をひっくり返すとネコになる「かわいいネコのプレゼント袋」で、「小学生くらいの女の子への誕生日プレゼント袋に使うとサプライズにもなって楽しいと思う」と込めた思いを話した。

 日本メタルワークスの課題は、「誕生日が来たなと実感でき・うれしくなる・感動を与えられるバースデーケーキ型」で、最優秀作品は、1年生の宮澤舞さんが考えた「プレゼントBOXのケーキ」。プレゼントBOXの形のケーキ型だが、上下に分けてスポンジを焼くことで中を空洞にし、中に指輪などのプレゼントを入れるスペースを設けた。

 発表会には、課題を出した企業の担当者も訪れ、学生の発表に耳を傾け、「社会に出ると若いころの気持ちを忘れてしまうことが多い。それを忘れずにやっていけば、人に幸せを与えられるものを作れるはず」などと、最優秀作品の学生だけでなく、参加した全学生にエールを送っていた。

 なお、作品展示は、今回のデザインコンペに参加した全作品に加え、1年生の課題「キッチンジオラマをつくろう」、2年生のグループ課題「会社をつくろう」の成果も並んでいる。開場時間は平日の午前9時から午後5時まで、最終日は正午まで。土日は休校日のため見ることはできないが、15日(土)はオープンキャンパスで開校しており、午後1時から3時まで開場している。                            (石山)



 2018年12月01日本紙掲載
三条テクノスクール地域デザインコンペ