県央工業初、県溶接コンクール優勝、家坂茂樹くん
「関東甲信越1位で全国へ」 昨年は1年生で県2位も
 12月5日に新潟県立新潟テクノスクールで開かれた第7回新潟県高校生溶接コンクールで、県立新潟県央工業高校機械加工科の2年生、家坂茂樹くんが優勝し、4月下旬に開かれる関東甲信越高校生溶接コンクールに出場することが決まった。

 家坂くんは昨年も県コンクールで準優勝し、同高校としては初めて関東甲信越コンクールに出場、そこでも3位入賞し全国大会に進出した。高校生活最後となる今回の大会は2度目の全国出場を目指し、日々、練習に励んでいる。

 同コンクールは、県内の工業系高校の生徒らが金属溶接の技術を競うもので、9ミリの鉄板2枚を制限時間内に電気を使ったアーク溶接でつなぎ合わせる。溶接する断面の間隔が両隅で微妙に異なっており、競技では適切な溶接に加えて、ビード(溶接痕の盛り上がり)の美しさが勝負の分かれ目になる。

 家坂くんが初めてアーク溶接を経験したのは、1年生だった昨年の8月。それからわずか3カ月で頭角を現し、わずか2名の同高校の代表に選ばれた。それから県、関東甲信越と勝ち抜き、同高校の歴史を塗り替えたまさに「溶接の申し子」。今は、授業のほかに部活動で機械工作部に所属し、活動の中でも溶接を楽しんでいる。

 繊細さが求められる溶接だが、家坂くんは「すごく楽しい」と話す。「自分で炎を操作して、腕が上がればどんどんきれいなものができてくるんです。楽しいからずっと続けられるし、賞ももらえればやる気も出ます」。

 現在は練習にも力が入る。昨年度と違い、裏面のビードも審査対象となったことでより高度な技術が求められるようになり、さらに関東甲信越では、超音波によって内部の溶接状態もチェックされる。「去年は関東甲信越では3位でしたが、ことしは1位を狙いたいです。超音波で中を見る試験もあるので、4層の溶接のうち内側の2層目と3層目もしっかりやりたいです。各県の代表も集まってきます。その中でも一番になれるように頑張りたいです」と家坂くん。

 長岡市の自宅から電車で通う家坂くんの将来の夢は、もちろん溶接の仕事。「とても楽しいので溶接の道に行けたらと思います。自動車も大好きなので自動車に関わる溶接ができればうれしいです」と話している。                       (細山)



 2018年12月13日本紙掲載