「次は、後輩を育てたい」
本間電機工業梶E小嶋さんが市長表敬
 11月に東京都の両国国技館で開かれた第3回電気工事技能競技全国大会で最高賞の金賞、経済産業大臣賞を受賞した本間電機工業鰍フ小嶋一彦さんが12月17日、新潟県の國定三条市長を表敬訪問し、快挙を報告した。

 同大会は全日本電気工事業工業組合連合会の主催で、技術者の技能向上や業界の発展などを目的とするもの。新潟県は東北六県とともに東北ブロックに位置付けられており、9月に開かれた東北大会を勝ち抜いた小嶋さんは、他のブロックの代表たちと全国の舞台でしのぎを削った。

 
 
 
 小嶋さんが出場した一般の部には、全国9ブロックから30人が参加。課題は、約2メートル四方の施工ボードに、照明やコンセント、各種ケーブル、火災報知機などを含む配線経路を作り上げるというもので、制限時間は3時間。作業の正確さや安全性などが、審査のポイントとなる。小嶋さんは、初めての出場で全国の頂点に立った。

 小嶋さんはこの日午前11時30分ころ、同社の本間晃会長、本間好夫社長、本間隼人取締役らとともに三条市役所を訪れ、國定市長と面会。持参した表彰状、当日の様子をプリントアウトした資料とともに、大会を振り返った。國定市長は、目を丸くして資料を見ながら、「すごいですね」、「初挑戦で、初受賞とは」と、手放しで称賛した。

 東北大会が終わってから、全国大会に向けてスイッチを入れ直したという小嶋さん。会社の後押しを受け、通常業務を調整したり、休日を利用するなどして練習に励んだ。「だいたい2時間半くらいで仕上げて、その後のチェック、点検、掃除も含めて全体で2時間40分で仕上がるようにと、練習を重ねてきました。当日は緊張するので、10分くらい余計に見ておいた方がいいとも言われていました」とした上で、「全国大会も、そのような想定通りにできましたね」と振り返った。

 本間社長は小嶋さんについて、「基本的に(作業の)スピードは早い方なので、そういう意味では不安はなかった。あとは、細かいところ、電気の安全性に関するきちんとした施工は審査でチェックされるので、そこには注意を払っていました。(小嶋さんは)工事部のチームリーダーとして頑張ってもらっていて、技術面と正確性はもちろん、ハートが良い。2000人くらい集まる中で、やるわけなので」と評した。

 本間会長は、「三条はブランド力のある会社が非常に多い。その中で、我々本間電機としても、何かブランド力をつけたいという思いがずっとあった。そういう意味でも、うれしいですし、ありがたいこと」と、小嶋さんの栄誉を喜んだ。

 全国大会は2年に1回で、金賞の受賞者は今後の大会に出場することはできない。殿堂入りしたとも言える状況の中で、小嶋さんは今後について、「次は、会社の後輩たちを育てたい。ぜひブロック大会、全国大会で優勝してほしい」と、後進の育成に力を注いでいくとした。                                        (山口)



 2018年12月18日本紙掲載
電気工事技能競技全国大会で金賞・経済産業大臣賞