三條機械在籍のまま、技術指導
シニア海外ボランティア、渡邊浩之さん南アフリカへ
 独立行政法人国際協力機構(JICA)のシニア海外ボランティアとして来年1月から2年間、南アフリカに派遣される渡邊浩之さん(四九)12月19日、出発を前に國定勇人三条市長を表敬訪問した。

 渡邊さんは且O條機械製作所の社員で三条市在住。昨年10月に40歳から69歳までのシニア海外ボランティアに応募して合格、三條機械製作所に籍を置いたまま、金属加工技術や工作機械の使用方法などの技術指導で2年間の活動にあたる。

 配属先は、南アフリカ北部のリンポポ州モパニ郡にある公立職業訓練学校「モパニ南東職業訓練校」で、渡邊さんは「旋盤、フライス盤など見た目は同じでも中国製で操作方法が全く違う。現地では機械の寄贈を受けてもメンテナンスして維持するノウハウがないようで、機械を直すところから始まるかも知れない。メンテナンスして維持するための仕様書作りなども必要かなと思っています」、「現地の訓練校は資格を取得するための勉強が主ですが、実際の作業もイメージできることも必要」などと抱負を語った。

 応募のきっかけは、会社を訪問する外国人のためのプレゼンテーション資料作りを担当してから「危機感を覚えて」英語の勉強を始め、シニア海外ボランティアの存在を知ったこと、大学生の息子が将来、海外で働くことを考えていることなどから。

 技術指導では現地の講師、生徒に教える立場で「人に教えたり、文章を書くには正確性が必要」だとして、海外ボランティアに合格してからは35日間の研修、その後も1日5時間の英語のレッスンに臨んで語学力を磨いている。

 國定市長は、渡邊さんの決断と努力に対して「本当に心の底から尊敬します。三条の代表選手として無事に任務を果たしてきて下さい」と激励していた。
                                               (外山)


 2018年12月20日本紙掲載