ハマる組子細工、雪の結晶に見立てて
大湊文吉商店×山谷産業、連携のさきがけに
 新潟県加茂市秋房、椛蝟ゥ文吉商店(大湊陽輔社長)の職人が教える組子細工のワークショップが12月22日、三条市北入蔵二、且R谷産業(山谷武範社長)の村の鍛冶屋SHOPで開かれた。両社が連携した商品開発も進められており、この日のワークショップは、そのさきがけとなるもの。

 大湊文吉商店では、屏風作りで培った木工技術を応用してテーブルウェアやステーショナリーなどのオリジナル商品を展開しており、木工製品や組子の魅力をより多くの人に知ってもらうことや、消費者の生の声を聞く場としてワークショップを開いている。

 村の鍛冶屋SHOPでの開催は初めてで、山谷産業の社員がワークショップを体験したことがきっかけ。これを皮切りに山谷産業が得意とするアウトドア用品に組子などの木工技術を応用した商品開発を進めるという。

 この日のワークショップでは、組子細工の「胡麻柄」が雪の結晶のように見えることから、クリスマスオーナメントとして提案した。秋田杉で作った部材に刻まれた溝同士をかみ合わせて幾何学的な文様を作り上げる内容で、部材がしっかりとかみ合うよう溝を見つけて、はめる作業はパズルや知恵の輪のような要素もあり、正しい溝を見つけてスッと吸い込まれるように組上がっていくと、やみつきになる面白さがある。

 参加者はクラフトなどの「ものづくりが好き」という女性が多く、胡麻柄以外にも「麻の葉」、「竜胆」などの文様があると説明を受けると、ほとんどの人が「それも作りたい」と2個目の組子作りに突入。参加者から開発中の商品に意見してもらう場面もあった。

 大湊社長は「組子のワークショップは小学生から80歳を超えた人まで楽しめ、新潟駅のぽんしゅ館で開催した時には100人以上が参加しました。木工製品や組子のファンをもっと増やしていきたい」と話していた。
                                               (外山)



 2018年12月23日本紙掲載