地域念願の施設開所、田上では20年ぶり新町長
加茂市・田上町の2018年
 大雪で始まった2018年、新潟県加茂市、田上町でも大きな影響を受けた。加茂市では北コミュニティセンターや加茂・田上病児保育園など地域念願の施設が開所。田上町では6月の町長選挙で20年ぶりに新町長が誕生した。本紙から加茂市、田上町の2018年を振り返る。

1月
 10日から12日にかけての大雪で、加茂市、田上町でも融雪による床下浸水や倒木による通行止め、停電など大きな影響が出る。17日の田上町議会臨時会で、田上町地域交流会館建設工事の各請負契約の締結が議決され、工事が始まる。27日、加茂市市民交流福祉センター「加茂 美人の湯」の累計入館者数が200万人を突破、200万人目は新潟市西蒲区の大矢豊さん。28日、田上町議会議員の今井幸代氏が町政報告会で六月の町長選への出馬の意志を支援者に伝える。30日、県央医師会応急診療所に参加しない小池清彦加茂市長に対し、三条、燕、田上、弥彦の4市町村長から応分の負担を求める6回目の要請。

2月
 2月に入っても大雪の影響は続く。18日、6月の田上町長選挙に向け、今井氏の後援会「今井さちよ後援会」と、後継指名していた佐藤邦義田上町長の後援会「佐藤邦義町長を励ます会」が合流を確認。20日、田上町議会議員の笹川修一氏も町長選への出馬を表明、「退路を断って」と議員辞職願も提出。26日、加茂市平成30年度予算が発表される。一般会計は前年度予算から0・3%増の139億7600万円。28日、前田上町議会議長の皆川忠志氏も町長選への立候補を表明する。

3月
 1日、田上町議会3月定例会が開会する。平成30年度一般会計予算は49億7000万円。同日、佐藤町長の後援会長を務めていた佐野恒雄氏が町長選に向け出馬会見で、4人が乱立する選挙に。12日の加茂市議会3月定例会の一般質問で、応急診療所への負担の考えを問われ、「本当に我慢の限界」と小池市長、國定勇人三条市長を告訴するとも。20日、任期満了をもって退任する佐藤町長が、最後の定例会となった3月定例会の最終日で「ある程度の方向性見出せた」と退任あいさつ。加茂市学校町、加茂暁星高等学校の看護専攻科棟が竣工し、24日に記念式典。25日、町長選に向け佐野氏が川船河地区で後援会設立総会、その後も各地区で後援会を設立して支援の輪を広げる。28日、加茂商工会議所の常議員会で平成30年度事業計画などが承認、昨年11月の山城ツアーでの行方不明者の発生を受け、加茂山古道ハイキングは「延期」。

4月
 1日、町長選の出馬に向け、今井氏が総決起大会を開き500人が集まる。皆川氏も決起集会を開き、支援を求める。同日、田上町長選立候補に伴う欠員などにより行われる田上町議会議員補欠選挙に田上町自主防災組織連絡協議会前会長の渡邊勝衛氏が立候補を表明。3日、新潟経営大学の平成30年度入学式が執り行われ、新たに導入されたシニア学生の学費を軽減する社会人特待生制度を利用し7人が入学。15日、皆川氏が町長選に向け事務所開き、支援者や近隣の議会議員も応援に。21日、笹川氏も事務所開き、道の駅直売所など「4つのムダ」訴える。22日の第52回雪椿大園遊会で、ミス雪椿クイーンに地元・加茂市の亀山千穂さんが選ばれる。22日、皆川氏が総決起集会を開き、支援者ら100人集まる。26日、元田上町議の高橋秀昌氏が町議補選への立候補表明。27日、山城ツアーで行方不明となっていた男性の遺体が下条地区で発見される。

5月
 2日、田上町長選、田上町議会議員補欠選挙の立候補予定者説明会が開かれ、町長選に4陣営、補選に6陣営が出席した。6日、町長選に向け今井氏が事務所開き。12日、佐野氏も事務所開き。18日の田上町商工会通常総代会で野澤幸司会長が再任する。24日、米山隆一前知事の辞職に伴う新潟県知事選挙が告示、加茂市、田上町でも舌戦が繰り広げられる。25日、29日の告示を前に田上町長選に立候補予定の4人によるパネルディスカッション。29日、田上町長選挙、田上町議会議員補欠選挙が告示、町長選には4人、町議補選には欠員4人に対し6人が立候補を届け出る。

6月
 3日、町長選、町議補選の投開票が行われ、町長選では佐野氏が2位の今井氏に300票差の接戦を制す。町議補選では、藤田直一氏、渡邊氏、中野和美氏、高橋氏が当選。湯田上温泉のホテル小柳が1階フロアをリニューアル、「匠」テーマに、厳選のオーディオ機器もそろえ、9日にリニューアル記念コンサート。10日、県知事選の投開票が行われ、花角英世氏が当選、加茂市、田上町でも花角氏が最多得票。17日、加茂動物を愛する会と加茂動物病院の設立35周年記念パーティー。19日、全国安全週間を前に、新潟労働局の楪葉伸一局長が、加茂病院建設現場を視察。21日、加茂・田上病児保育園が竣工し、加茂文化会館で式典。同日、佐藤前町長が任期満了で退任、小日向至前副町長、丸山敬前教育長も役場を後に。22日、佐野新町長が初登庁。

7月
 3日、田上町議会定例会初日で佐野町長が所信表明、「町民の幸せ」一番に。5日、新潟経営大学と加茂商工会議所が包括連携協定締結、記念連携講座もスタート。10日、加茂市出身のプロボクサーで、IBF(国際ボクシング連盟)アジアパンパシフィック・スーパーバンダム級統一王者の高橋竜平さんが小池市長を表敬訪問。17日の田上町議会で承認を受け、田上町教育長に前田上町教育長職務代理者の安中長市氏が着任。副町長人事の提案はなく、9月、12月議会でも提案はされなかった。29日の田上団九郎まつりでは、今夏の「災害級」と言われた猛暑を考慮して、子供みこしの中止など一部内容を変更して開催した。

8月
 2日、小池市長が中学校の「過剰な」運動部活動を制限する「加茂市内の各中学校における運動部活動の方針」を発表。10日、加茂青年会議所の臨時総会で次年度理事長予定者に小日向正弥さんが選ばれる。

9月
 2日、加茂市の北コミュニティセンターが加茂市赤谷地内に開所。18日、8月2日に公表した「加茂市立の各中学校における運動部活動の方針」を踏まえ、13日付で「加茂市立の各中学校の運動部活動の許可の要領」を定めたと小池市長が再び会見。27日、加茂市のふるさと納税制度「ふるさと加茂応援寄附金」がスタート、最初の返礼品は約60品目。26日、加茂商工会議所が観光資源のPR、会員事業所の新商品開発促進を目的とした「加茂オリジナル推奨品事業」を本格始動。

10月
 13日の加茂市五番町商店街「ごっつぉ祭り」の会場で、加茂青年会議所が作務衣や甚平にオリジナルの前掛けを合わせた「Show京都スタイル」を発表。19日、加茂地域消防本部と県消防防災航空隊が連携訓練、加茂市若宮公園で防災ヘリコプターを使い山火事発生時の対応をシミュレーション。20日、21日、加茂オリジナル推奨品事業初の販売イベント「小京都・加茂のタカラモノ。」。22日、加茂・田上病児保育園が業務開始。31日、県立加茂病院患者と家族の会が設立20周年を記念して講演会。

11月
 6日、新潟県三条地域振興局と県央地区の市町村、警察署、建設業協会支部、漁業協同組合、産業廃棄物協議会などがつくる県央地区廃棄物不法処理防止連絡協議会が、下条川ダム奥地に不法投棄されていた廃畳約百枚を撤去。加茂選果場、須田選果場などでJAにいがた南蒲が選果機更新工事安全祈願祭、選果場の役割見直しへ。13日、田上あじさいロータリークラブが創立20周年記念事業として、竹の友幼児園、田上いずみルーテル幼稚園に「お靴のベッド」を寄贈。25日、加茂市民連合2周年のつどいが開かれる。

12月
 10日の加茂市議会12月定例会一般質問で、加茂市の財政調整基金が県内30市町村中最少額の87万2000円となっていることが問題に。13日、田上町内小中学校への冷房設置費盛り込んだ平成30年度一般会計補正予算が可決する。21日、加茂・田上地域の医療を発展させる会が、花角英世知事に「県央基幹病院の早期開院と医師確保対策について」、岡俊幸新潟県病院局長に「県立加茂病院の改築にあたっての諸問題について」の要請書を提出。25日、加茂市議の保坂裕一氏が来春の県議選への出馬を表明。28日、加茂市議の藤田明美氏が加茂市長選挙への出馬を表明。

(石山)


 2018年12月29日本紙掲載