国内最高40度超、海外市場へ意識強まる
知事辞任、市長去就で揺れた三条市
 大雪や寒波、市内の観測史上最高の40度を超える猛暑、10月には国内史上最高の36度の季節外れの暑さと「災害級」の天候に個人や企業、行政ともに振り回されたと言っていい1年。市内では県央基幹病院建設予定地の土地区画整理をはじめ昨年に引き続いて起工ラッシュで、県内初の義務教育学校・大崎学園も開校した。

 サッカー・ワールドカップの酒井高徳選手やプロ野球団からの指名、小学生の全国大会での活躍などスポーツ分野で明るい話題が多く、産業分野ではジャパンハウス・ロンドンなど海外事業が目立った。

 ㈱コメリ創業者で名誉会長ファウンダーの捧賢一さん、㈱ナカジョウ会長の中條耕二さんら一時代を築いた人たちが亡くなった年でもあった。                            
1月

 11日の1日で79センチメートル(三条市消防本部南分遣所)の降雪を観測し、市内の道路交通がマヒ。三条市は特別警戒本部を設置し、大雪に関する特別警戒宣言を発令。市内全小中学校、高校が休校し、保育所も登所自粛。JR信越線では11日午後7時頃から翌12日午前10時半頃まで東光寺踏切付近で列車が立ち往生した。

 西本成寺一、法華宗総本山本成寺の三十番神堂で火災。三条警察署は灯油をまいて放火したとして同町内の40代の男を逮捕。

 三条市特別職報酬等審議会、市長・副市長・教育長、市議会議長・副議長、議員の報酬を約1%引き上げるよう國定勇人市長に答申。4年連続の引き上げ。

 24日から再び大雪と氷点下の寒波が襲来、水道管凍結など影響長引く。26日には下田地区で水道管の漏水による断水。

2月

 土曜日開催の本成寺鬼おどりに3万人の来場。

 三条美術協会、椛澤伸治理事長退任、新理事長に鶴巻純子さん。

 大雪、8日に積雪153センチメートルを観測。消雪パイプ水枯れ、圧雪で慢性的な交通渋滞で市内の移動に数時間も、雪で空き家倒壊相次ぐ。

 旧四日町、条南、南の3小学校、嵐南小学校、第一中学校の校歌の記録DVD「第一中学校区記憶の中に残る校歌」完成。

 三条東公民館脇の市道興野新光線、一方通行から交互通行に。

3月

 医療法人社団しただ、厚生労働大臣認定の女性活躍推進事業所「えるぼし」に。県内医療機関で初。

 ニラサワ製販㈱、三条市に1億円寄付。グリーンパル㈱の株式を中山福㈱に譲渡で譲渡益の一部。

 大雪により市内事業者の63%が「大きな影響」と回答。「社員出勤できない」、「納期・工期遅れ」など、三条商工会議所調査。

 市立大崎中学校を同大崎小学校に接続して移転改築、県内初の義務教育学校となった大崎学園校舎竣工。

 市立旭保育所と統合した裏館保育所が竣工、市立裏館小学校隣接地に移転。

 ㈱いすゞ製作所、燕三条地場産センター・リサーチコアに校正準備室開所。

 外務省ジャパンハウス・ロンドン、地域活性化プロジェクト発表会。第1弾に燕三条地域選ばれる。

 市立西鱈田小学校2年の村上広乃輔君、全日本スノーボード選手権ハーフパイプ・ユース男子の部で優勝。

4月

 弊紙創刊40周年。

 大崎学園開校、初の入学式では1年生と7年生(中学1年生)が手つないで。

 平成34年9月までの工期で上須頃土地区画整理事業が起工。県央基幹病院、三条市計画の高等教育機関の予定地。

 スポーツ・文化・交流複合施設(三条市体育文化会館)起工。来年12月竣工予定。

 三条市議会議員選挙、4人定数削減の22議席に、25陣営立候補。新人3人が落選し、初当選は馬場博文氏、西沢慶一氏が返り咲き。髙坂登志郎市議、下村喜作市議、熊倉均市議、武藤元美市議、伊藤得三市議は引退。

 三条市、茨城県龍ヶ崎市と災害時相互応援協定締結。

 社会福祉法人恩賜財団済生会の特別養護老人ホーム長和園、建替工事起工。今年5月には利用開始予定。

 米山隆一県知事、週刊誌に女性問題報じられ辞任。知事候補として國定市長に注目集まる。

 日本代表選手選考会・日本選手権のカヌーワイルドウォータージャパンカップとして五十嵐川で2018こしひかりカップ開催。粟ヶ岳ではスカイランニング日本選手権も開催。

 馬場元子さん逝去。名誉市民・ジャイアント馬場さんの夫人。

 道の駅漢学の里しただ、リニューアルから5周年。

5月

 ㈱コメリ創業者、名誉会長ファウンダーの捧賢一さん逝去。

 書道団体“書”第1回会員展開催。解散の三条市書道連盟有志、書歴、会派超えて設立。

 下田商工会、鳶田眞六会長退任、後任に渡辺定一氏。

 栄商工会も金子信幸会長退任し、後任に佐藤洋一氏。

 三条リバティライオンズクラブ解散、高齢化など理由に設立15年の区切り。

 三条市議会新議長に阿部銀次郎氏、副議長に岡田竜一氏。

 公益財団法人三条市交通安全協会、加藤紋次郎会長退任し顧問に、後任に加藤敏敦氏。

 三条金物卸㈿、長岡信治理事長退任、後任に中條克俊氏。

6月

 県知事選挙、自民、公明両党が支持した花角英世氏、野党連合支援の池田千賀子氏との事実上の一騎打ち制す。全国からも注目。

 三条南ロータリークラブ創立50周年。記念事業で三条市に「ホンダ フリード」寄贈。

 新潟県手をつなぐ育成会三条大会、12年ぶり開催。

 三条市教育委員会、坂爪公男委員退任、後任に佐藤俊光氏。

 三条市出身のサッカー選手、酒井高徳選手、日本代表としてワールドカップ出場。

7月

 県央医師会応急診療所、開設から10年。年間受診者数1万7000人超。

 7・13水害発生から14年、西日本豪雨発生で「対岸の火事でない」。

 初旬から最高気温35度超の猛暑日が相次ぎ、猛暑と少雨受け、新潟米高温・渇水対策会議。

 栄ふるさと夏まつりは猛暑で正午開会を午後5時に、イベント内容も変更。市内では消雪パイプで打ち水も。

 30日には全国1位の最高気温39・5度。

 三条カレーラーメン音頭完成。

 三条地域水道用水供給企業団、第2系列浄水処理施設建設に着手。

8月

 三条市、国土交通省北陸地方整備局信濃川河川事務所と大河津分水路改修事業と工業流通団地造成に係る覚書を締結。大河津分水路改修の発生土砂、栄工業流通団地に活用。

 ㈱ナカジョウ会長、㈿三条経営労務センター理事長の中條耕二さん逝去。

 三条市立上林小学校5年の齊藤鳳人君、全日本アンダージュニア王座決定戦・東日本代表選考会小学5・6年生混合46キロ級で優勝。

 23日、観測史上最高の40・4度を観測。

 マルナオ㈱、フランス・パリにポップアップストア。

 下田商工会、三條信用組合と業務提携に関する協定締結。小規模事業者に向け低利のローン2商品を取り扱い。

9月

 東三条一、旧長崎屋跡地に東三条駅前駐車場オープン。JR東三条駅北口の送迎車による混雑解消、にぎわい創出など目的に。

 北海道胆振東部地震発生受け、市内企業や団体から義援金。行政も職員を応援派遣。

 ジャパンハウス・ロンドン、燕三条企画展「バイオロジーオブメタル」開催。

 名誉市民小林ハルさんの半生マンガに、市民有志が制作。少年誌のコンテストで高評価。

 三条昭栄開発㈱、株主代表訴訟和解成立。國定市長が個人として同社に和解金25万円支払い、國定市長の「法的責任を含む一切の責任がないことを相互に確認する」などが和解条項。

 ㈱坂謙、5年ぶりの自社展示会「グランドフェア」開催。

 三条市地域包括ケア総合推進センター・済生会三条訪問看護ステーション・療育サポートセンター(仮称)が起工。来年4月竣工予定。

 第7回全国道の駅シンポジウムin三条開催。全国の道の駅関係者1000人超参加。

 國定市長4選出馬を表明、告示まで1カ月切った中で「3期12年が1つの節目」と考え逡巡したと説明。

 名誉市民の紙塑人形作家、鶴巻三郎さんの生誕110周年展開催。

10月

 金子新田工業団地の三条中小企業共同工場協同組合連合会が創立50周年。

 燕三条工場の祭典、過去最多109事業所参加。産地の祭典、燕三条トレードショウ、本寺小路あかり物語も同時開催。工場の祭典は、スイス・ラゲンタールで開催されるデザインイベント「Designers,Saturday」にも出展。

 6日、10月の最高気温として国内史上最高の36度を観測。

 三条鍛冶集団の新規鍛冶人材育成事業に初の女性研修生、安中淳子さん。

 川下りの㈱IRCと三条市、災害時における救助活動支援に関する協定締結。ボート使った救助活動や機材搬入。

 塚野目五、白山神社鎮座660年記念秋季大祭。

 國定市長、無投票で4期当選。立候補の意向示した坪崎幸雄氏は告示日朝に出馬辞退。

 燕三条ものづくりメッセ、地場産センター設立30周年で3日間に拡大して開催。

 にぎわい創出円卓会議第1回開催。旧三条小学校跡地に予定する図書館複合施設や周辺公共施設をハード、ソフト両面で検討。

 アルペンスキー滑降の須貝龍選手、スキークロスに種目変更を発表。アルペン複合がオリンピック種目でなくなる見通しのため。

 元横綱、日馬富士公平さん、㈱コロナを訪問。

 三条市出身、新潟アルビレックス・ベースボールクラブの知野直人選手、横浜DeNAベイスターズから6位指名。

11月

 富士印刷㈱、西本成寺から猪子場新田に移転。燕市蔵関のグループ会社と生産ライン一本化。

 三条市、1、2月の大雪踏まえた対策発表。除雪情報をリアルタイムで発信、異常降雪時に優先して除雪する特一種路線など設定。

 第26回ごぼさま寄席、三遊亭金馬さん療養のため、息子の金時さんがトリ。

 三条経営労務センター、中條理事長の後任に金子太一郎氏。

 第1回越後文学大賞、優秀賞に黒瀬ライさん、槻森エリコさん。

 粟ヶ岳で山岳ランニング世界大会「スカイランナー・ワールドシリーズ」の開催決定、来年4月。

 国際ロータリー第2560地区大会、10年ぶりに三条市で開催。

 三条ジャイアント馬場倶楽部発足、「十六文キック」にちなみ16日。

 「大久保の清水」、「八木ヶ鼻湧水」、「城ノ腰の清水」と下田地区3カ所の湧水が県の名水に指定。「黄金清水」、「真木の清水」を加えた5カ所でマップ「しただの水」も製作。

 捧賢一さんの遺族が三条市に2億円寄付。コメリ捧賢一記念少年スポーツ育成基金設立。

 荒町一、池田鑿製作所の池田慶郎さんが叙勲「瑞宝単光章」受章。三条鍛冶集団で初の叙勲。

 第1回三条市長杯争奪ジュニア将棋大会、前年竜王戦開催の長野、嵐渓荘で。

 池田耳鼻科医院、現地改築でリニューアル。

 三条商工会議所青年部の空き家対策事業「燕三条リノベ基地」、下大浦地内でスタート。

 三条市都市計画審議会、汚水処理の計画区域を縮小する下水道の変更など原案通り答申。

 本間電機工業㈱、小嶋一彦さん、第3回電気工事技能競技全国大会で最高賞、経済大臣賞受賞。

12月

 栄工業流通団地の分譲、公募開始。2020年度中、2021年度中の2期に分けて分譲開始予定で来年2月末まで公募。

 消防職員がスーパーで窃盗、停職4カ月の懲戒処分。

 市内全小中学校、義務教育学校の普通教室に冷房設備設置へ補正予算可決、8億2500万円余投じ来年12月までに。

 実学系ものづくり大学名称、(仮称)三条技能創造大学と明らかに。

 損害保険ジャパン日本興亜㈱新潟支店と三条市が包括連携協定。災害時のドローン活用など。

(外山)

 2018年12月31日本紙掲載