「甲子園」優勝報告、1年間の振り返り
三条商業高校「楽天IT学校」
チームハピネス 楽天(株)の高校生向け実践型インターネットビジネス授業「楽天IT学校」に取り組む新潟県立三条商業高等学校(遠間春彦校長)は2月1日、1月20日に楽天本社で開かれた全国大会「楽天IT学校甲子園2017」楽天市場部門での優勝報告を行うとともに、これまでの取り組みを振り返った。

 同校では今年度から、履修科目「プランニング」の一環として同事業に取り組んでおり、昨年6月から授業をスタート。総合ビジネス科創造ビジネスコースの3年生30人ほどが7チームに分かれ、家電ネット販売の燕市中央通三、(株)シバデンの三ツ谷大社長、楽天(株)ECカンパニーファッション事業部の長谷川まどかさんに手ほどきを受けながら、シバデンの取り扱う商品の販促を目的にそれぞれネット上での販売ページ作成を進めてきた。

 
 
 昨年11月に三条市中央公民館で実践発表会を開き、各チームのプレゼン、販売ページの出来栄え、それによる商品の売上げを含めて総合的に判断した結果、山口達輝さん、金子菜月さん、鈴木菜瑠さん、高野仁千和さん、土屋七海さんの5人がつくるチーム「ハピネス」が全国への切符を手にした。

 今回の楽天IT学校甲子園には全国55校が参加し、「楽天市場」と「楽天トラベル」の2部門が行われた。楽天市場部門に出場したチームハピネスは、小型掃除機「サイクロンハンディクリーナー」をPRし、小道具を使ったオリジナリティーあふれるプレゼンもあって初出場で初優勝、さらには新潟県勢としても初優勝という快挙を達成。班長としてチームを引っ張った山口さんは、「すごくびっくりしましたし、すごくうれしい。インパクトを大事にして取り組んだことが、よかったのだと思います」と、声を弾ませた。

 この日の授業では、チームハピネスのプレゼンなども含めた全国大会当日の様子をスクリーンで紹介。三ツ谷社長や長谷川さんはもちろん、他チームの生徒たちも「放課後も残って練習しているのを見ていました」、「何百人もいる中でも、堂々としていてすごいと思いました」などと称えた。チームハピネスのメンバーは、「すごく緊張したけど、審査員の方々に『新潟すごかったよ!』と言ってもらえた。今まで頑張ってきてよかった」、「みんなで協力し合って、いい結果を残せた」、「ほかの高校生たちの発表も見ることができて、貴重な時間を過ごすことができた」など、思い思いに振り返った。

 各チームの制作ページでの商品販売は、昨年11月ころからことし1月末まで行われ、売上額は七チーム合わせて50万円を超えた。この日はチームごとの売上げも発表され、教室は大いに盛り上がった。また、これまでの振り返りとしチームごとに「ページ・チームワークの変化」、「インターネットを通して商品を販売する上で大切だと思ったこと」を模造紙にまとめて発表。チームハピネスは、「スマホの縦スクロールを意識して物語風に作った」、「できないところはできる人がやり、チーム内で助け合った」、「落ち込んだときは、みんなで円陣を組んで盛り上げた」などと紹介した。

 最後に、生徒1人ひとりに同事業の修了証書を手渡し、三ツ谷社長と長谷川さんがあいさつ。三ツ谷社長は「この授業の中でやってきた『商品を売る』ことの目的を達成するために、自分の言いたいことだけを言うのではなく、お客様の求めていることを考えないと売れないという考え方は、物販だけでなく、人生の中でずっと考え続けなければいけないこと。お客さんの求めていること、考えていることをとらえた上で自分の意見を言うことができれば、何をしてもうまくいくと思う」、長谷川さんは「インターネットの可能性は無限大。これから先、どこかで就職したとき、この授業で学んだことを生かしてほしい」と、それぞれメッセージを送った。
                                             (山口)

 2018年02月03日本紙掲載