4人が市内産業界へ、新たに3人入校
燕市磨き屋一番館研修修了式・入校式
 新潟県の燕市磨き屋一番館の9期生の修了式と、12期生の入校式が3月29日午前10時から執り行われ、3年間の研修を終えた4人を送り出し、新たに3人の研修生を迎えた。

 修了生は、岡田直樹さん、吉田光さん、星優斗さん、立川大介さんの4人で、転居の関係で就職に至っていない人が1人いるものの、ほかの3人はすべて市内事業所への就職が決まっている。新たに入校したのは西村龍之介さん、中野朋子さん、松田裕さんの3人で、いずれも燕市在住だが、10代から30代までバラエティに富んだ顔ぶれ。

 修了証書を鈴木力市長から受け取った岡田さんは「とても短く感じた3年間でした。研磨というのはすごく奥が深く、失敗を積み重ねていく中で、自分自身、どれだけ成長することができたのかという不安は今もありますが、ここで学んだことを新たな職場でも発揮できるよう日々精進していきたいと思います」、吉田さんは「まったくの未経験で、右も左もわからず、息詰まることもありましたが、丁寧に、時に厳しく指導頂いた高橋(千春)さんや、共に研磨の道を目指す研修生の仲間に支えて頂き、ここまでやってくることができました」、星さんは「研修させて頂いたことをいかしていきたいと思っています。3年間ありがとうございました」、立川さんは「3年間、皆さんに支えられてここまでくることができました」と、それぞれに3年間の感謝を伝えた。

 入校生の西村さんは「金属研磨の技術を3年間、ここで修業し、これからの燕市の金属研磨技術の発展にいち早く貢献できるよう頑張っていきたいと思います」、中野さんは「伝統ある金属研磨の技術を学び、将来は、その魅力を次の世代へ伝えていく発信源として活躍することを目指して入校しました」、松田さんは「自分の祖父も研磨の仕事をしておりまして、祖父のようになれるよう精いっぱい努力して参ります」と抱負を語った。

 鈴木市長は式辞で、「燕市の産業には、いろんな技術がありますが、最終製品、最終工程で磨きをかけることで光り輝いていく、非常に重要な技術だと思っています。燕市の産業界を支えている加工技術だと思っています。皆さんのうでに期待するところ大です。3年間、培ってきた技術を、皆さんのうでにもっと磨きをかけて、燕の製品にさらなる輝きを与えてほしいと思います」と修了生の今後の活躍に期待し、入校生には「3年間、いろいろ大変な面もあると思いますが、指導員、そして先輩の皆さんと協力しながら、1つひとつ、技能、技術を磨いていってほしいと思います。3年後、4人のようになれるよう、みっちりと研修を積んで頂きたいと思います」と3年間で研磨技術者として大きく成長してほしいと伝えた。

 来賓では、中山眞二燕市議会議長、山ア雅男燕市議会産業建設常任委員長、磨き屋一番館運営協議会副会長の大澤則夫燕商工会議所専務理事が祝辞。中山議長は、「3年で学んだ基礎を使って新しい技術を磨いて、素晴らしい職人になってください」、「ものづくりの楽しさや奥の深さを感じながら、この場所で研修して頂きたい」と、修了生、入校生にエールを送った。(石山)


 2018年04月01日本紙掲載