未来への基盤作り、絶対やりきる
鈴木市長無投票3選、「肩すかし」にも、不退転の覚悟
 3期当選を目指した現職、鈴木力燕市長と、新人で東京都江戸川区の行政書士、後藤浩昌氏の一騎打ちとなると見られていた新潟県燕市長選挙は、4月1日の告示日に後藤氏が立候補を取り止め、鈴木市長が3回連続の無投票当選となった。

 鈴木市長は1日午後5時過ぎに無投票当選が決まると、「今回も無投票であった訳でございますけれど、今一度、初心に返って、謙虚な気持ちでていねいに、ていねいに行政運営をさせていただきたい。大きな壁があってもひるまずに、突破していこうという覚悟を持っての3期目でございます」と、引き続きの支援と理解を求め、集まった支援者らに感謝した。

 「今回の選挙は、私の政策、実績、そして私自身を燕市内の隅々までアピールする絶好のチャンスと思って準備をしてきました。しかしながら肩すかしをくらった。非常に残念な思いがあるのが正直なところ。消化不良、そんな感じで戻ってきました」、鈴木市長は、選挙戦を戦えなかった気持ちを率直に表わした。

 
 1日午前8時過ぎに対抗馬と目されていた後藤氏が立候補を取り止めたことで、午前9時からの出陣式も、すでに無投票ムードという異例の状態。燕市杣木の選挙事務所には、無投票が確定する午後5時前から、代議士、県議、市議らをはじめとした支持者が集まった。

 午後5時過ぎ、無投票当選が確定すると、山ア悦次後援会長が「押し出しで勝ったような、もう1つ盛り上がらなかったような気がしますけれど、勝利は勝利でございます。3期目の市長に期待しています」と勝利宣言、鈴木市長、昭子夫人も登壇して万歳三唱した。

 鈴木市長は無投票当選を残念としつつも、「選挙と言うものは、私1人でやるものではございません。多くの支援者の方々から応援していただき、準備をし、きょうの街宣活動も多くの人から支えていただき、一緒になって取り組んでやるものだということからすれば、その方々にご負担をかけることは心苦しい点もございます。そういった意味で、きょうここで終わったことは良かったのかな、そんなふうに受けとめています。本当に多くの人から支えていただきました。ありがとうございます」と、事前準備を含めて支援者らの活動に感謝した。

 3期目の燕市政については「立候補にあたり、私は2つの大きな政策を掲げて立候補させていただきました。1つは第2次総合計画に基づく3つの人口増戦略を推進していくこと、もう1つは、燕市を未来の子どもたちへしっかりと引き継いでいく基盤作り。3つの人口増戦略については平成30年度予算ですでに、これからの展開の内容を含めて準備してきている。明日からまた、予算に基づいてしっかりと推進していく」とこれまでの取り組みを継続する。

 さらに、未来への基盤作りについては「非常に難しい課題をあえて掲げさせていただいた。じっくりとまた、どういうふうな戦略で取り組んでいくか職員と一緒に考えながら、1歩、1歩進んでいきたい。今回のキャッチフレーズは『やるぞ!燕』ということで、2つ掲げた政策をしっかりとやる、これは私自身、自分に言い聞かせる意味でのキャッチフレーズ。特に2つの目の課題は非常に大きな課題でございますけれど、絶対にやりきる不退転の覚悟であえて皆さんに訴えてきた」と、難題に挑戦する姿勢で取り組んで、「子どもたちが夢と誇りを持てる日本一輝いているまち燕」の実現を目指す。(外山)


 2018年04月02日本紙掲載