夢工場、21年ぶり新作4月28日上映も
映像作品「のっぺ・おおびらの歌が聞こえる」
 新潟県燕市の有志による団体「夢工場」は、このほど1997年に発表した地域の魅力を伝える映像作品「鎚音の響く街」から、21年の歳月を経て、第2弾「のっぺ・おおびらの歌が聞こえる」をこのほど完成させ、4月10日午後2時から、燕商工会議所で完成発表の記者会見を開いた。

 同映像作品は、地域の魅力や歴史、文化を改めて伝えようと第1弾「鎚音の響く街」は1993年に制作をスタートし、1997年に完成させ、旧燕市の公民館で上映、好評を博した。

 1作目は、旧燕市の地場産業にスポットを当てたが、今回は地域の「食」をテーマに、20人以上の住民にインタビューし、ふるさと燕の魅力をまとめた。中でも、県内各地の郷土食として親しまれている里芋などの根菜の煮物「のっぺ」について、燕地区では「おおびら」と呼ぶ市民が少なくないことに着目。アンケートをとるなどし、その割合を探ったほか、地区の戸隠神社の祭礼行事の日に食べる祝い料理や、かつて地域の農家で飼育され、特に食卓に上ったウサギなどについても取り上げた。

 同団体工場長(代表)の高橋正行さんは「1997年にお披露目させていただいたとき、当時、しろうとが作ったビデオでしたが、みなさんに驚いていただき評判も良く、『2作目を作ってほしい』という声をいただき、取りかかったのですが、1作目の出来が良かった分、2作目は難しく中断していた」と語った。

 そのあと、高橋さんが心残りだった2作目を完成させるべく、3年前に2作目の制作を再開した。

 1作目は学校の授業で見てもらうことも考慮し48分だったが、今回は28分とやや短め。「1作目は我々には大作でしたが、今回は年相応のビデオになったな、と思います」と高橋さんは話す。

 なお、2作目「のっぺ・おおびらの歌が聞こえる」については、4月28日(土)午後2時から、燕市中央公民館で上映会を開催する。上映前に1作目を久々に上映するほか、メンバーで地域でシンガーソングライターとして活躍する矢代秀晴さんが新作を発表する。
 入場無料。   (細山)


 2018年04月11日本紙掲載