人の輪で広がる景色
写真展「SORA BAKA」 ギャラリー余韻
 新潟県弥彦村弥彦、ギャラリー余韻(鍋島紘一代表)で4月14日から25日(水)まで、写真家、千葉真隆さんの写真展「SORA BAKA!!!―空 馬鹿―」が開かれており、同村周辺を中心に風景写真約40点を展示している。

 千葉さんは岩手県一関市出身の31歳。仕事の関係で三条市に移り住み、その後独立して、主に風景を撮影する写真家として活動している。燕市議で流木アーティストのタナカ・キンさんの紹介でギャラリー余韻との縁ができ、「この建物を残したいという鍋島さんの思いを聞き、ちょっとでも協力できるなら」と開催にこぎつけた。

 初の個展で、彌彦神社や弥彦山、大鳥居、弥彦公園のもみじ谷、樹齢1000年といわれる宝光院の婆々杉など、特に思い出深いという弥彦の景色が半数以上を占める。三条市の吉ヶ平、北五百川、加茂市の水源地から臨む粟ヶ岳、新潟市西蒲区の越前浜など県内の風景写真も展示している。

 「空馬鹿」のタイトルは、空を見上げるような作品が多く、空の青さや日の入り直前の「マジックアワー」など空の色に心血を注いでいるためで、特に意識していなかったが、作品を見た人の指摘で気づかされたと千葉さん。

 弥彦温泉街など1円で湯かけまつりが執り行われた4月15日に来場した人たちの中には、「新潟にこんな景色あった?という感じがする」と作品の出来栄えに驚いたり、「写真にはあまり興味がありませんでしたが、蒔絵のようなもみじ谷が素晴らしかった」と感想を話す人もいた。

 千葉さんは「弥彦から始まった縁で出会うことができた思い出深い景色が中心。写真展を通じて、また新しい縁ができつつあります」と同写真展について話していた。

 営業時間は午前11時から午後4時まで。(外山)


 2018年04月16日本紙掲載