燕市でドローンによる田植え作業実験
強風で飛べず5月18日に延期
 新潟県燕市内では初めて、全国的にも珍しいという農業用ドローンを使った田植えが、5月10日に行われる予定だったが、強風でドローンを飛ばすことができずに18日(金)に延期となった。

 ドローンを使った田植えの実証実験を行うのは、燕市上児ノ木、潟Aグリシップ代表の佐藤広之さん。スポーツランド燕西側の同市小牧地内の2反の田んぼでの実験を予定している。

 佐藤さんは、今年度、市のチャレンジファーマー支援事業を活用して、農薬など液剤散布用の農業用ドローンを導入した。このドローンのメーカー、潟Xカイマテックスが試作した粒剤散布用の農業用ドローンを使って直播による田植え作業を行い、従来の田植え機による直播と生育状況などを比較していくというもの。

 県内でも燕市は直播による田植えの先進地と言い、市内の15%、250町歩の田んぼで直播が行われている。直播の一番のメリットは、事前に苗を生育する必要がなくなることによる省力化と田植え作業のスピードアップ。若干、収量は落ちるというが、品質などは苗による田植えと変わらないと言う。田植え時期にも差があり、田植え、稲刈り作業の平準化もできるという。

 また、今回の実験では、種もみへのコーティングにも新たな試みを行う。通常、直播で使われる種もみには、農薬「カルパー」をコーティングさせたものを使うが、今回の実験では、コストが10分の1程度の酸化鉄とモリブデンを混合させた「べんがらモリブデン」コーティングを施した種もみを使用する予定。

 なお、佐藤さんが導入した液剤散布用のドローンは、全幅・全長約2メートルで、国内メーカーが製造するドローンの中では最大の大きさ。県内では初めての導入という。(石山)




 2018年05月11日本紙掲載