世界の大使に燕三条PR、インバウンド期待
1日目は鍛冶道場でペーパーナイフづくりなど
 世界各国の大使に新潟県の燕三条地域をPRすることで、インバウンドにつなげようという駐日外交団による地方視察ツアーが、5月15日、16日と燕三条地域で行われた。

 公益財団法人燕三条地場産業振興センターと外務省が共催で行ったもの。駐日外交団による地方視察ツアーは毎年行われており、今年度の第1回ツアーが燕三条地域。昨年6月、ホテル椿山荘東京で行われた地域の魅力発信セミナーにおいて、燕三条地域は、工場の祭典の紹介や、三条仏壇の技術を使ったワークショップなどを行って地域の魅力をアピール。このセミナーを受けて行われたのが、今回の地方視察ツアー。

 訪れたのは、ウガンダ、欧州連合、コソボ、コロンビア、ウルグアイ、エジプト、ホンジュラス、マリ、ガーナ、コスタリカ、フランス、メキシコ、スロバキア、チリの13カ国1機関で、うちコロンビアやエジプトなどは大使が、そのほかの国も書記官や参事官などが訪れた。

 一行は15日、午前中に三条市北五百川の棚田で田植えを体験し、嵐渓荘で昼食をとった後、午後2時30分からは三条鍛冶道場で、洋くぎからペーパーナイフを作る鍛冶体験も行った。

 長谷川晴生館長から、鍛冶や和釘について簡単な説明を受けると、ツアーに参加している大使らは、エプロンやメガネなどを付けて作業場へ。職人の手本を見た後に、1人ずつ、ペーパーナイフ作りに挑戦。横に職人がついての体験だったが、火床(ほど)の燃え盛る炎に驚いたり、思わず鎚から手を離したりと、おっかなびっくりしながらも、自分のペーパーナイフが出来上がると、誇らしそうに手にしていた。

 15日は、諏訪田製作所や三条製作所を見学し、夜は燕三条ワシントンホテルで歓迎レセプションも行われた。

 16日は、午前中に玉川堂を見学し、燕市磨き屋一番館でステンレスタンブラーの磨きを体験。午後は山崎金属工業を見学し、燕三条地場産業振興センターで買い物をして、燕三条駅から帰京する。  (石山)



 2018年05月16日本紙掲載