生活守る建設業、やりがい知って
県央工業高校で除雪機械実習
 新潟県三条地域振興局と一般社団法人新潟県建設業協会三条支部クリエートクラブ(澁谷高幸会長・会員数30社)が、就職活動を控えた高校3年生に建設業に関心を持ってもらおうと、除雪シーズンを終え整備後に格納されていた同振興局の除雪機を特別に出庫させて実習を行ったもので、インフラ整備や除雪などの維持管理など地域の暮らしに欠かせない建設業の役割や重要さも伝えた。

 実習前の座学では、昨冬の大雪への対応や、降雪期には午前0時に出勤し、通勤・通学時間帯までに除雪作業を行い、さらに大雪の場合は日中除雪も行うという除雪作業の1日のスケジュールも示されていた。

 実習に使われた除雪機械は昨冬も除雪に出動した現役で、小回りがきき、出動機会が多いという8トンドーザ、三条地域では最大級の幅4メートルのグレーダ、幅2・2メートル、1時間で750立方メートル、25メートルプールの1・5倍もの雪を処理するロータリの3台。高校生らはオペレーターの指導の下、運転席からの視界を確かめたり、作業機を動かして操作感覚を体験した。

 ドーザの操作を体験した高校生は「操作の感覚が微妙で、力加減が難しい」と大型機械のイメージとはうらはらに、操作には繊細さが必要だと話していた。

 県央工業高校の卒業生で、建設業者に就職して実習のため母校を訪れた男性は「除雪機械の操作など、難しそうで不安もありましたが、少しずつできるようになってきています。実際に除雪作業をやって大変さもありますが、やりがいを感じています」と、建設業の魅力を話していた。

 除雪機械の実習以外でも建設業者を招いて舗装の実習も行っており、国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所と連携して、防災無線実習も予定している。   (外山)


 2018年06月15日本紙掲載