世界的奏者で三条になじみの水谷川優子さん
きっかけの一歩地域デビューコンサート、大入満員の500人超
 ドイツと日本を股にかけて活躍するチェロ奏者、水谷川優子さんを招いた「きっかけの一歩地域デビューコンサート 水谷川優子チェロリサイタル〜音楽で巡る時の旅〜」が6月23日午後2時から新潟県三条市中央公民館で開かれ、全席満員、パイプ椅子の臨時席を用意するほどの大入りだった。

 きっかけの一歩事業は、高齢者の外出の機会を創出し、社会参画につなげようという三条市の事業で2年間の事業で130人がセカンドライフ応援ステーションのボランティアに登録した。今年度は市内9公民館で、趣味や健康、園芸、歌謡、まちあるき、お菓子作りなど54の事業が実施される予定。 

 水谷川さんは桐朋学園女子高校音楽科卒。同大学ディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツアルテウム音楽院を首席で卒業し、同大学院修士修了マギスターの称号を得た。第6回東京国際室内楽コンクール優勝、イタリア・カラブリア芸術祭コンクール優勝などの受賞歴や、メディアへの出演への出演も多い一方、施設への訪問演奏も行っている。世界的に活躍する中で、三条市では1999年以来、毎年のようにコンサートを行っていて、水谷川さんと三条市や市民との縁も深い。

 ピアニストの小柳美奈子さんも上越市(旧高田市)出身で、東京藝術大学卒と、新潟県に縁の演奏家がそろったこともあってか、入場整理券は5月26日の配布開始翌日に500枚の配布を終了するほどの人気で、コンサート当日も開場後から駐車場、駐輪場は自動車、自転車でいっぱいになった。

 コンサートの副題「音楽で巡る時の旅」は、生誕や没後から百数十年など節目の年を迎える作曲家が多く、彼らの曲を通じて時間旅行に誘うような内容だった。   (外山)


 2018年06月24日本紙掲載