全国初!サイバー・フィジカル訓練も
燕市総合防災訓練、避難や災害対応確認
 新潟県燕市総合防災訓練が7月1日、燕市役所や分水福祉会館、各指定避難所などで行われた。午前中は住民避難訓練や、全国初となる研究機関と協働で行ったサイバー・フィジカル防災訓練、午後からは、関係機関の連携による災害現場対応訓練が行われた。

 サイバー・フィジカル防災訓練は、筑波大学、富山大学、京都大学などによる「CREST CyborgCrowdプロジェクト」と協働して行われたもので、ドローンによる上空からの情報集と避難住民からの報告、AIによる情報処理、そして、ドローンによる映像を見た地域外住民の連携により、道路陥没、水道管破裂、家屋倒壊などの被災個所を特定、共有し、その情報から、対応策を検討するというシステム。1日は、柳山地区で試験的に行われ、ドローンの操作、情報の収集などは避難場所の市立小池小学校が拠点となった。

 防災訓練が始まる午前9時のサイレンと同時に、小池小学校から3機のドローンが飛び立ち、柳山地区を上空から撮影。撮影した情報は、体育館内のモニターなどに映し出された。この日は、被災個所については事前に赤い○や△を付けた。

 ドローンから情報が届けられると、モニター上の地図に○や△などの印が落とし込まれ、避難訓練開始から30分ほどが経過した午前9時30分ころになると、指定避難所の体育館内に続々と地域住民が避難し、柳山地区の住民は、プロジェクトのメンバーに教わりながら、途中で見かけた被災個所を入力した。

 地域住民とドローン、AI、そして、1日は地域外住民をプロジェクトに参加する京都大学と筑波大学の学生が行い、被災個所の特定が迅速に進められ、その情報は、燕市役所の災害対策本部にも届けられ、検討材料となった。

 また、1日午後1時からは、燕市役所駐車場で消防、自衛隊、警察などが連携して災害対応訓練が行われた。   (石山)




 2018年07月02日本紙掲載