暑さもなんのその、ノスタルジックカー54台
最大規模、ミニカー展示も「昭和の自動車展Vol.3」
 昭和30年代後半から60年代まで国内外で製造されたノスタルジックカー54台を展示する「昭和の自動車展Vol.3×ものづくりのまち三条」が7月1日、道の駅庭園の郷保内で初めて開催され、愛好家はもちろん、庭園の郷保内を訪れていた家族連れらを楽しませた。

 これまで2回、ステージえんがわで開催してきた催しで、今回は「ポルシェ356」、「オースチンミニカントリーマン」、「シトロエン2CV」など外国車も展示して、台数、内容ともにボリュームアップ。それぞれの自動車のオーナーが思い入れを持って維持しているノスタルジックな世界感を、花と緑の庭園の郷で表現した。

 「トヨタ スポーツ800」、「日産 スカイライン」、「トヨタ セリカリフトバック」など同一車種や歴代のモデル、輸出仕様などがそろって展示されるものもあり、「SR311」、「Z432」、「240ZG」、「S30Z」と歴代の日産フェアレディが並ぶ一角もあった。

 鍛冶キャラバンカーを使って、ミニカー「トミカ」の展示も行った。1人のコレクターが20年以上かけて収集したうちの約200台で、昭和の自動車展に合わせて昭和の自動車のミニカーを選りすぐった。通称「黒箱」と呼ばれるトミカの復刻版や、「リミテッドヴィンテージ」シリーズなどで、展示車両のミニカーも多く、大人が目を輝かせてショーケースをのぞきこんでいた。


 変わったところでは、昭和35年に愛知県名古屋市の「ヒラノ」というメーカーが製造したレジャーバイク「パルモビル」。ハンドルやフロントタイヤを取り外して、箱のように折り畳んで持ち運びできるかわいらしいモデルだが、オーナーによると、もともとはフランス軍のパラシュート部隊が降下後に使うための軍用バイク。これをレジャー用に転用して売り出そうと、日本で約2000台生産したとされる。

 展示されたパルモビルはアメリカから里帰りした個体で、今も現役で稼働している。「最初のオーナーが船乗りで、船の甲板や港で乗るため防錆塗料が塗られたようだ。今でも街で乗っています」とオーナーは楽しそうに折り畳む様子を見せてくれた。
  
 愛好家同士の情報交換を兼ねた修理相談ブースも設けられ、自動車談議に花を咲かせる様子があちこちで見られ、駐車場にもノスタルジックな自動車やバイクが目立っていた。
                                                (外山)


 2018年07月02日本紙掲載