冬道守って20年以上、除雪功労者感謝状
後進育成にも期待、新潟県三条地域振興局
 除雪機械の運転員として冬期間の道路交通をはじめ県民の生活を守っている人たちへの感謝状贈呈式が7月2日、新潟県三条地域振興局で開かれ、三条市内の建設会社に勤務し、20年以上除雪に従事する3人に山田尚彦局長から感謝状を贈った。

 感謝状が贈られたのは、三条市猪子場新田、去R口建材の久住登志郎さん、同市林町一、滑O山組の鈴木博さん、同市東三条一、小柳建設鰍フ伊藤智克さんの3人で、除雪作業の従事年数は久住さんが29年、鈴木さんが23年、伊藤さんが21年。いずれも新潟県が管理する国道、県道で機械除雪に従事し、技能優秀、無事故でチームリーダーとして後進への指導にも意欲的に取り組み、住民からの苦情も適切に処理するなど他の模範となっている人たち。

 山口建材の久住さんはグレーダやロータリで主に長岡見附三条線や大面保内線などの除雪にあたっていて「午前7時には通勤車両が走り始めるので、降雪状況を見て、それまでに除雪を終えられるよう前日夜から除雪を行うこともある。除雪車でかえって渋滞を引き起こさないよう、そこは臨機応変です。当たり前と思っていましたが、こういった表彰を受けることは、これから除雪に従事する人の励みになるのでないか」と話した。

 鈴木さんはロータリで、国道403号、国道289号などの除雪。今年は弥彦や吉田方面が多く「出動した回数では今までで1番多く、やはり今年は異常な雪の降り方でした。まさか県の方から感謝状をもらうとは思っていませんでしたが、この仕事をしていてよかった」と喜んでいた。

 伊藤さんはグレーダ、ロータリ、凍結防止剤散布車などオールマイティーで、加茂田上方面の除雪が主。「今年は1回に降る量が多く、すぐに道幅が狭くなった上、気温が低く、圧雪の凍結も多かった。山手などではスタックした大型トラックを引っ張ることも日常茶飯事でした。ずっとやってきたことを認めていただき感謝の気持ちですし、後進の育成にも努力していきたい」と、除雪作業に加え後輩を即戦力として育てていく。

 感謝状贈呈式で山田局長は「今年は大変な豪雪で、さらに低温もあり圧雪による大型車の立ち往生を起因とした交通渋滞など、厳しい状況の中、連日、昼夜を問わず除雪業務に従事されたことに感謝したい。道路除雪へのニーズは高まっており、短期集中型の降雪もあり道路除雪を取り巻く環境が厳しい中、冬期間の社会経済活動の維持は皆様方の双肩にかかっているといっても過言ではない。素晴らしい除雪の技術を次の世代につなげるため、若手オペレーターの育成にも業界を挙げて取り組んでいただきたい。国道403号バイパス、国道289号と整備が進むハードが十分な機能を発揮するためにも冬期間の道路除雪がますます重要になってくる」と、3人に感謝し、後進の育成に期待感も示した。

 新潟県建設業協会三条支部の小柳卓蔵支部長は「『大雪が降るとなると不安で眠れないほどだが、除雪機械の音が聞こえると安心して眠ることができる』と協会に対して感謝の声を寄せて下さる方もいる。地域から必要とされ、ありがとうの声が集まることが業界全体のモチベーションとなり、世のため、人のために働くことができる幸せをかみしめている」と業界を代表してあいさつし、感謝状を贈られた人たちの家族にも感謝していた。

 受賞者を代表して鈴木さんが「安全第一に、県道の確保に微力ながら尽くしてきました。その努力を評価いただき身の引き締まる思いです」と謝辞を述べて式典を終えた。

                                                (外山)


 2018年07月03日本紙掲載