過去最高250件、8300万円
内田エネルギー科学振興財団H30年度各種助成金交付式
 公益財団法人内田エネルギー科学振興財団(理事長・内田力潟Rロナ会長)の平成30年度各種助成金交付式が、7月3日午後3時から新潟県三条市東新保、コロナ本社で行われ、過去最高となる250件、8300万円の助成を行った。

 同法人は、新潟県の工業・産業に寄与することを目的に平成6年に設立された。以来、継続的に助成事業を実施しており、平成23年に公益財団法人に移行してからは、地域活性化・再生活動や生活弱者支援などにも範囲を拡大。助成は今年度で25回目となり、累計では2635件、11億3753万円となっている。

 助成先は、「試験研究費助成」、「試験研究機関の設置費等助成」、「化学技術知識普及及び事業助成」、「地域活性化・地域再生事業費助成」、「生活弱者支援事業費助成」に分かれる。

 助成先別に見ていくと、試験研究費助成では、公益財団法人燕三条地場産業振興センター・椿宗久課長の「金属洗浄工程の高効率化に関する基礎的研究」、同センターの横見直樹主任技師の「クロム系新鉄鋼種の切削に関する研究」など計58件、2735万円。

 試験研究機関の設置費等助成では、長岡技術科学大学・伊藤治彦准教授の「気相極微量分子の超高感度レーザー分光計測装置の拡充に伴うシステム整備」、燕・弥彦科学教育センター・仲野孝所長の「力くらべ実験器、輪軸、メンデルの法則実験キット」など計5件、170万円。

 科学技術知識普及及び事業費助成では、協同組合三条工業会・齋藤一成理事長の「平成30年度伝統的鍛冶技術継承事業」、三条市科学教育推進事業実行委員会・五十嵐和義代表の「科学ゼミナール」、「子どもの科学教室」、「科学・模型工作教室」、「わくわく科学フェスティバル」など計45件、1155万円。

 地域活性化・地域再生活動事業費助成では、三条凧協会・高橋一夫会長の「三条凧合戦の伝承と後継者育成」、三条エコノミークラブ・村上和幸会長の「三条エコノミークラブ公開例会【大切な一歩〜自分を信じ向き合う勇気】」、三条ベーゴマ普及会・橋薫代表の「三条市をアピールする『三条ベーゴマ』の試作」など計117件、3613万円。

 生活弱者支援事業費助成では、社会福祉法人三条市手をつなぐ育成会障がい福祉サービス事業さくら・鈴木守男理事長の「施設利用者(障がい者)の工賃向上の為の備品整備」、同会短期入所事業アトム・鈴木守男理事長の「施設利用者(障がい者)の活動場所の環境整備」、特定非営利活動法人三条おやこ劇場・兼古和枝理事長の「子育てママのメンタルケア〜絵本セラピー等を活用した子育て支援事業〜」など計25件、627万円。

 この日の交付式では、内田理事長があいさつし、来賓を代表して竹茂求長岡工業高等専門学校長が祝辞を述べた後、この日出席した助成対象者・団体の代表者約160人に交付決定書が手渡された。内田理事長は、「この助成が産業活性化、暮らしに役立つ研究、科学技術の充実などに役立てていただきますように」と呼びかけ、竹茂校長は「このような助成金が、研究の活性化につながっている」と、同法人に感謝していた。
                                                (山口)



 2018年07月05日本紙掲載