心の鬼退治、福々しく
戸隠神社節分祭
 新潟県燕市宮町、戸隠神社では節分を、暦の上での新年を控えた「大みそか」と位置付けて節分祭が執り行われ、同神社のマスコットキャラクター「つばくろちゃん」も南方の越冬地から急きょ飛来した。

 節分と言えば豆まきだが、同神社ではその云われを解説して昔の人の知恵を知ったり、新しい年に向けた大払の神事で「心の中の鬼を退治し、幸せになってもらいたい」と節分祭を執り行っている。


 星野和彦宮司は「節分は季節の分かれ目を差し、冬から春に向けての節分など年4回ある。古い時代は春が1年のスタートで、きょうはいわば大みそか。そこに大陸から九曜や五行、陰陽道などが伝わって今の節分のかたちになった」と解説。豆は「魔を滅する」ことからで、鬼の色は「青・緑が東、白が西、赤が南、黒が北からやって来る災いを、黄はまん中、土の中からやってくる災いで、黄砂で知られるように中国の大地は黄色い」と話した。

 「八白土星」の年回りについても「鬼門の二黒、裏鬼門の五黄と土が重なるので、地震が頻発する心配があるが、全体ではおおむね平穏な年」とし、5月には皇太子殿下の即位もあり「御代がわり、新しい御代を心新たにスタートさせましょう」と述べた。

 神事を前に、急きょ飛来したというつばくろちゃんが登場。参列者を代表して2礼2拍手1礼した後には、参列者に福豆のくじ引きをしてもらい、おかめを引いた人は「福を持ちかえって」、鬼を引いてしまった人は「災いを払う」ために鏑矢が進呈されて、思わぬ授与に福顔になっていた。  
                                               (外山)


 2019年02月04日本紙掲載