カンダでラーメン調理体験
 つばめいと、早稲田大学が燕市内でワークショップ
 新潟県燕市と燕市のインターンシップに関する「つばめ産学協創スクエア事業」を受託している公益社団法人つばめいとが、2月4日から早稲田大学の「地域連携ワークショップ」に参加する学生を受け入れ、市内でフィールドワークに取り組んでいる。

 同大学の地域連携ワークショップは、学生たちが、学部や学年の枠を超えてチームを作り、地域でフィールドワークなどを行い、自治体や地域住民と一緒に課題解決に取り組み、提案していく実践型の取り組み。燕市が「燕におけるものづくり資源を活用し、新しいビジネスモデルを構築せよ!」をテーマに、1月15日に大学でオリエンテーションを行い、2週間ほどの事前学習を経て、3月16日まで、燕市と大学を行き来してフィールドワークを進めていく。

 5日は、午前中に市内の事業所2社を訪問し、見学した上で正午からは中華鍋・中華せいろ・中華包丁・中華料理向けの食器などの中華厨房関連器具を、レストランなど業務用を中心に製造販売している燕市杉柳、潟Jンダでラーメン調理体験を通じて地場の製品の使い勝手を体験した。

 参加したのは同大学の1年生から3年生までの6人で、教育学部や社会学部など学部はさまざま。

 また、講師として燕市富永のラーメン店、麺’S冨志の森山史朗さん、秋葉町四の日本料理店、明治屋の大橋和明さんが参加。学生たちに調理や燕市のキッチンウェアの魅力を紹介し、昼食のマーボー麺作りに挑戦した。

 森山さんは「何かの縁で燕に来たのだから。もちろん製品の良さや使いやすさを伝えますが、むしろ燕の人たちの人となりにクローズアップしてもらえると、より理解できると思います。『なんでこの形なのか』が分かってくると思います」とあいさつ。

 明治屋の4代目である大橋さんは、もともと魚屋だった明治屋が時代のニーズに応じて料理を作るようになった経緯を紹介し、「そうやって、我々の仕事が地域のニーズによって変わっていきます。こういう製品も使う人がいて、こういう形になっていったんです」とし、学生たちに「プロではない人が使うところで、私たちも気づきを得られれば」と語った。

 はじめに地場の製品として、藤次郎ブランドのステンレス包丁の切れ味を体験。実のやわらかいトマトの皮にスムーズに刃が入る様子に、男子学生の1人は「切り始めがすごく刃が入りやすい」と感動した様子。

 また、会場となっているカンダの営業担当、富所健さんが同社の開発した「メタル丼」を紹介。ステンレスの真空2層構造で割れにくく、中身が冷めにくい構造を学生に紹介。市内のラーメン店でも着実に広がっていることや、替え玉文化のある福岡県のラーメン店で評価が高いことなどを語った。学生らは、その断熱性能と冷めにくさを実際に体験し、「全然熱が伝わらない」と話していた。                             
                                                (細山)



 2019年02月06日本紙掲載
地場製品の魅力、実際に