20社をキャラクター化、自社利用も可
燕三条企業トレーディングカード、3月21日発売
 新潟県三条市内の企業20社を擬人化したオリジナルキャラクターをカードにした燕三条企業トレーディングカード「匠の守護者」が3月21日(木・祝)に発売される。三条商工会議所青年部(曽根忠幸会長)が企画し、新潟市の日本アニメ・マンガ専門学校キャラクターデザイン科の学生がキャラクターをデザインした。企業の魅力を広く伝えるほか、参加企業は名刺やパンフレットなどにキャラクターを2次利用できる。

 燕三条セールス委員会(畠弥真人委員長)が事業を進めてきたもので、3月4日の発表会で曽根会長は「フランス・パリで開催されたジャパンエキスポへの出展をはじめ、燕三条の魅力を発信する事業の集大成で、燕三条が面白いことをやっているという新しいチャレンジ」と位置付けた。

 20代から40代の女性をメーンターゲットに、企業のイメージや技術、製品などをもとに学生がキャラクターをデザインした。地域限定の販売で、コレクション性ももたせた。

 畠委員長は「燕三条地域の企業の製品や技術には、一般の方の目に触れにくいものもある。そういった企業を含めてトレーディングカード化し、企業や職人の魅力、製品や技術を分かりやすく、そしてこの地域の企業に愛着を持ってもらいたい」と事業の狙いを述べた。

 キャラクターデザイン科はゲームキャラクターのデザインを学びゲーム業界への就職を目指す学科。学校では産学連携に力を入れており、企業キャラクターやイベントのキャラクターをデザインすることもあった。今回は学生1人が2社を担当して、「主要な購買層の主婦層に受けるように」、「若い人に建設業に興味を持ってもらえるようかわいいイメージ」など企業の長所や要望を取材、約2カ月で仕上げた。

 カード化された企業の関係者らは「正直、学生なので完成度は高くないと思っていたが、ここまでできるのかという衝撃で感動した」などと完成度の高さに驚いていた。そのまま自社のキャラクターとして2次利用できることもメリットで、「学生に伝えるため自社の長所を洗い出すことができた」、「デザイナーに依頼することを考えると1社あたり3万円の参加費はリーズナブル」という声もあった。

 学生代表の高田祐介さんは「企業との直接のやりとりがあって、就職後にどのような仕事ができるのか体験できた」と話していて、他の学生も企業から依頼を受けてキャラクターを完成させるまでを体験できたことが大きいと話していた。

 カードのロゴにはカモシカ、ツバメを取り入れて三条市、燕市を表現。青年部事業は単年度制だが次年度も事業を継続して、燕市内の企業にも参加を促す考え。

 1社あたり500枚、合計で1万枚を発行し、おからクッキーとセットで200円(税込)、佐久間食品梶A三条ものづくり学校、農産物直売所ただいまーと・ジェラテリアココ、燕三条Wing、漢学の里、燕三条地場産センター、庭園の郷保内、いい湯らていで販売する予定。  
                                                (外山)


 2019年03月05日本紙掲載