ことしはテーマ明確に、ZEHと省エネが軸
外山産業ベターリビングフェア2019
 住居や余暇関連製品の総合卸商社、新潟県三条市南四日町四、外山産業梶i外山晴一社長)は、3月8日と9日の2日間、燕三条地場産センターメッセピアで「ベターリビングフェア2019」を開催した。空調機器・住宅設備機器・園芸用品など幅広く展示紹介する同社の見本市で、県央地区最大級の住宅設備機器展示会として知られているが、今回は、同社が普及に力を入れている光熱費ゼロのゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の家を造るためのメッツパネル工法を軸に、ZEHを取り巻く環境、省エネ、安全・安心・防災をテーマに掲げた例年以上に同社の方向性が明確に示された展示会となった。

 メッツパネルは、同社グループ企業の潟<bツが、ZEHの中核であり、小規模な地域の工務店では設計施工が難しい屋根や壁面を、断熱材やサッシも一体となった木製パネルを受注生産するもので、同社では同パネルを使ったZEH、「メッツハウス」を同社敷地内にモデルハウスとして建設している。業界トップクラスの高気密・高断熱性を備え、耐震性、防火性、遮音性にも優れる上、パネルを同社で作ることで、工期の短縮や工務店の負担軽減を図ることができ、人手不足問題の解消にもつなげられる。そのため、これまでZEHに取り組めなかった地域の工務店からも注目を集めている。

 
 
 
 今回の展示では、パネルに加えて、高気密性を保持するために重要な役割を担うドイツ製の熱交換式の換気システムが展示された。大手のZEHでは配管式の換気システムを使う中、同システムは壁や床などに直接取り付けられるのが強み。ごみがたまりにくくメンテナンスもフィルターの交換のみで手軽に行えるのが特徴で、専門業者に頼らなくても維持ができる。また電力消費量も1基で1日1円程度で、同社の「メッツハウス」程度の一般住宅では1日6円程度で済む。同社では、メッツパネルと同時、あるいは個別でも販売に力を入れている。同システムの日本での販売代理店である東京都三鷹市下連雀三、エディフィス省エネテック鰍フ改正和己営業部長は「このシステムは機密性が高いことが前提になります」とし、メッツパネルについて「大手では、ここまで機密性を担保しているものは少ない。そういう意味で、大手に対抗していこうという商品として非常に興味深い」と興味を語り、特に県内での展開において弾みになることを期待していた。

 また、このほかに冬場の洗面室ヒートショック対策として東京都荒川区西日暮里六、クリナップ鰍ェ販売する、壁を温める新しいスタイルの暖房機器「Hotウォール」、2019年度版住宅エコポイント対象にも選ばれ、アマゾンや楽天などのネットショッピングの爆発的な普及で需要が伸びている宅配ボックスなど時代を反映した商品がずらりと並んでいた。

 小山幸男外山産業副本部長は、テーマを明確にした今回の展示について「ただの展示会ではなく、これからはコンセプトを明確にしていかないといけないと思います。そして、当面が省エネになるでしょう。CO2削減と言われ続けていても、現実にはあまり進んでいません」とし、メッツパネルについて「おかげさまで引き合いは結構来ています。やはり大工さんの絶対数が足りない工務店さんが興味を持ってくれているようです」とし、政府が掲げる「2030年までに新築住宅のZEH率100%」の目標に向けて「今後は住設メーカーも建材メーカーもそちらを見ていくと思います。着工件数が減っていく中、生き残るには安い家でいいわけがない」と話していた。

 問い合わせは同社(рO256・32・6041)へ。      
                                                (細山)


 2019年03月09日本紙掲載