担当者来校、ビデオメッセージや授業
世界大学ランキング1位、県内では唯一の協定校
オックスフォード大学留学プログラムスタート 新潟経営大学
イワン学部長、ヘミングウェイさん 世界大学ランキングでトップの座を誇るイギリスのオックスフォード大学。新潟県加茂市希望ヶ丘、新潟経営大学(渡辺保学長)は昨年12月、オックスフォード大学・ハートフォードカレッジと協定校締約を締結し、留学プログラムをスタートさせた。今月、その第1期生となる初めての派遣生がイギリスへと旅立ち、現在、オックスフォードの地で半年間の留学生活を送っている。

 オックスフォード大学の留学プログラムを行っているのは県内では唯一、全国でも数えるほどで、そのほとんどが有名私立大学。12日にはインターナショナルプログラムのディレクター、アンドリュー・ヘミングウェイさんが大学を訪れて、授業の特別講師を務めるなど、学生と交流を図り、オックスフォード大学、そして留学プログラムをPRした。

 ゲストスピーカーとして授業も
 ゲストスピーカーとして授業も
 オックスフォード大学留学・英語英国文化プログラムは、半年間の長期留学プログラムで、英語スキルの向上を基本に、経営学や観光に関する座学と野外授業を通して語学研修、英国文化を体感する内容。

 留学を担当する観光経営学部の井上信恵講師は、「オックスフォード大学は現在の世界大学ランキングでも1位ということで、非常に優秀な大学であり、かつ、英語圏では最古と、非常に古い大学ということで、歴史を感じさせる大学ですので、そこで半年間学ぶことによって、歴史の重み、実際に校舎自体が観光名所になっているくらいですので、観光経営学部の学生にとっては、観光を肌で感じるとることのできる貴重な留学になると思います」と話す。

 オックスフォード大学でのカリキュラムは、英語系科目では、TOEICの試験対策や国際企業で求められる英文履歴書の書き方、経営系科目では、世界有数の自動車メーカー・BMW工場の視察、マーケティング手法の分析を学び、観光系科目では、オックスフォード大学蔵書で歴史を学び、世界有数の美術館ナショナルギャラリーの視察も予定する。

 「英語力向上に加えて、BMW工場の視察などのフィールドワーク、世界有数の美術館のナショナルギャラリーを視察したり、座学だけでなく、外で学ぶことによって、本場の英語を学び、ビジネスを学んで帰ってくることで、英語力に加えて、グローバルな視野を身につけた学生として、将来、いろいろと羽ばたいていけるのでは」と、井上講師は、半年間のオックスフォードで得るものすべてが、学生のその後の人生の大きな糧になると期待を寄せる。

 12日のヘミングウェイさんの訪問は、年に1回行 っている日本を含むアジア地域の協定校への訪問の一環。新潟経営大学での滞在時間は三時間ほどと短かったが、学生向けのビデオメッセージの撮影、観光経営学部のツェリッシェフ・イワン学部長との面談、井上講師が担当する観光英語、観光経営学部のサウスウィック・ブライアン准教授の英会話の授業にゲストスピーカーとして参加するなど、精力的に活動した。

 ヘミングウェイさんは、今回の訪問について、「重点の大学を回るため、また、新しいパートナーの大学を回るために訪問しました。新潟経営大学と協定を結ぶことができ、大変うれしく思っています。特に観光などに力を入れている大学ということで期待を持っています」と話した。

 現在、オックスフォード大学に留学している学生は、観光経営学部の2年生。「英語の素養がある学生を普段の授業から選び、面接で意思確認を行って決定する」と言い、留学前の半年間で、通常の授業とは別に、英語の特訓を行う。ヘミングウェイさんは、受け入れる学生について、「積極的に好奇心を持っていろいろなことに取り組むことができ、広い心を持って受け入れることができる学生が、双方の大学にとってメリットがあるのではないでしょうか。そうしたことが、その学生にとっても意義のある留学につながると思います」とした。

 イワン学部長は、オックスフォード大学への留学について、「まずは英語力です。事前に英語の教員を中心に準備指導も行います。オックスフォードに行く学生は、英語をマスターするすべての与えられる機会を活用する、そして実際に英語が問題なく使えるようになります。支障なく英語でのコミュニケーションができるようになります」と、留学を通しての英語力の向上を挙げる。

 また、「イギリスで経験を積むことも大きいです。このプログラムは、英語が中心になっていますが、ビジネスも教える、観光も教える、素晴らしい文化プログラムも設定されています。積極的にイギリスのことを学んで、イギリスの専門家になるくらいを期待しています」とし、「オックスフォードは、非常に国際的なところで、世界各地から若い人がやってきます。世界各地の人と付き合って、当然、イギリス人ともですが、コミュニケーションを図って、国際人としての能力、さまざまなキャパシティをさらに高めることが大事」と、1人の国際人としての成長にも期待する。                      (石山)

 2017年10月26日秋季特集号掲載